「0増5減」平成22年の国勢調査の人口を基に行われ、見直し後の1票の格差は、 最も人口が少ない新鳥取2区と、最も人口の多い新東京16区とで最大1.998倍、ぎりぎり2倍を下回り、見直し前の最大2.524倍から改善されることになります。これでも、国立社会保障・人口問題研究所によると、2025年に東京は2万人増加、鳥取は6万9千人減ると云います。
ところで、日本人の平均年齢は2011年調査で44.9歳だそうです。しかも20年後は50歳をこえるとか、ちなみにちなみに日本人の平均寿命は83歳(男79.59歳、女86.44歳)で世界1位だそうです。
医療の進歩や食生活、治安などが深く関係しているようです。昭和40年代から昭和50年代、つまり高度成長時代にグルメ食で過ごした年代は、バタバタと死んで逝き、今後も寿命が延び続けるとは考えられませんので、平均値ばかりを気にする必要はないかもしれません。
寿命や年齢を語るとき、平均値が用いられますが、明治20年ごろは人生40年、昭和20年代になって人生50年と云われ、現在は人生80年と云えるのかと考えてみました。
当然の如く、昔は乳幼児の死亡率が高く、現代では結婚しない、出産しない人口が増え、平均では人生を語れないのです。
私が住む町内の墓場に行けば、明治時代や大正時代に享年70歳代や80歳代の墓が幾つでもあります。昔の人は短命な人生を送っていたとは考えられず、平均値で考えるべきではないのです。
極端な話、ある市の人口が30万人の人口のうち20万人が80歳で死に、10万人がゼロ歳で死んだとします。この市は平均53.6歳まで生きたと表現しても何の意味もありません。
そうは云っても、岡崎市の人口は37万8千人、平均寿命は男78.4歳、女84.8歳ですが、あくまでも計算上の話、わが町内には90歳以上の人が多く住んでいて、101歳の人が存命です。

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