昨日は台風5号崩れの悪天候でしたが、夜は岡崎の「サテンドール」で行われた『*大須賀さと子ワンマンライヴ * サポート : 三祢沢信(ドラム)/ 井坂荘志(ベース)』に行って来ました。サテンドールは、お酒も呑めるし、食事が美味しいので夕方チョットの時間食べることを我慢し、腹をすかせ夕食はそこで・・・・・。
美味しい食べ物と云えば、名古屋市は「世界の金シャチ横丁(仮称)」を作る目的で、本年度予算に基本構想をまとめる調査費、1,000万円を盛り込み、期間限定で仮横丁「屋台村」を開設し、来場者や事業者の声を聞くらしいのです。
金シャチ横丁は、「どえらけにゃあ、おもしれぇ名古屋」の名古屋市の中核事業ですが、建設候補地に東海農政局、水資源機構中部支社や名古屋市が運営する名城公園宿泊所があります。
移転先は国や関係機関と調整中だそうです。私は、其の名城公園宿泊所に職業相談員として出入りしていて、そこには失業して住むところを失い就職活動中の人や、路上生活から脱して暮らし、社会復帰を目指そうとしている人達が居るのです。
二畳ほどの個室と夕食が提供され、生活相談や職業訓練も受けられるようになっています。 最大収容人員200名、十数名の生活指導員と共に関係機関からの支援者を含めると多くの人がこの施設で働いています。世の中のセフティ―ネットのような施設は他にもありますが、これらの公的施設を無くして「どえらけにゃあ、おもしれぇ名古屋」には成り得ないのではないかと思うのです。
セフティ―ネットとして目立たない存在であり、存在すら知らない人が多いかもしれませんが、暮らしている人にとっては、一刻も早く就職して社会復帰を目指している人ばかりです。もちろん、経済的なものばかりでなく、通常の健康を取り戻さなければ就職できない人も居て、社会から受け入れられる様に、いろいろ準備も必要なのです。
問題になっている「生活保護世帯」が210万世帯に迫ろうと言うとき、働くことが出来、生活保護の対象ではない人たちも居て、住所が無い為に就職が出来ないことがあるのです。自動車免許や預金通帳、携帯電話の所有など、現在では暮らしていく上で住所は無くてはならないものとなっているのです。
その人達にとって名城公園宿泊所の住所は「どえらけにゃあ、大切」なものなのです。
名城公園宿泊所の近くにある愛知県体育館

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