今朝は冬に逆戻りの寒さでした。昔の人は、「奈良東大寺二月堂・お水取り」が終われば少しは暖かさを感じる日が来るのではないかと・・・・「暑さ寒さも彼岸まで・・・」と云いますから・・・もう少しです。
春は牡丹(ぼたん)、秋には萩(はぎ)、可憐な花を咲かせることから小豆を炊き薄紫色の花びらの様に見せ、春の彼岸には「ぼた(ん)もち」、秋には「おはぎ」を作って先祖を供養します。
昨年3月11日に私が掲載した此のブログを読み返してみました。「恐ろしい地震」とテーマを挙げ、当日21時現在で48人が亡くなったと書いていました。テレビの画像も雪がチラチラ降っていたように思います。 今年3月10日現在、死者15,854人、行方不明者3,155人となり被害が明らかになるにつれ規模の大きさに驚きました。
震災から1年が経過し、改めて多くの犠牲者に対し冥福をお祈りするとともに、復興を誓いたいと思います。復旧・復興に際しNPOの活躍は目を見張るものがあります。NPOは行政の下請け的な存在から役所をリードする動きさえ出て来たようです。
昨年の法改正でNPO法人に寄付をすれば寄付額の5割近い税金が国や自治体から戻ってくるようになったのも大きな変化だと思います。税金を集め、使い道を決めるのは政府や自治体の仕事だったはずですが、公共を担うのは役所だけではなくなったのです。教育や福祉などNPOの活動は拡大し定着してきています。
「NPOなに・なに」を支援したいと寄付をすれば減税され、今は部分的であっても税の使い方を、寄付した組織や個人が選択でき目的を叶えることが出来るのです。
やがて、ネジレ国会で行政の予算執行がストップしているような状態のとき、国民の寄付行為でNPOが第二の行政機関となって直接肩代わりすることも有り得るのではないでしょうか。

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