さて、次のジャンボ機の話、何処かの国の政治体制によく似ています。そうです、機長は内閣総理大臣、機体は官僚組織に例えて表現してみたのですが・・・・・。
『今ここに、約2年半前に倒産寸前の会社から譲り受けたガス欠寸前のジャンボ機が低空飛行しています。この飛行機は機長が毎年交代し、現在は新会社になって3代目新任機長が操縦しています。最近ではベテランの副操縦士も雇いましたが、譲った会社の機長も未練があって、飛行場に着陸するよう、そして必要燃料を10%積み増して自分と交代して飛行するよう叫んでいます。
現在の機長は、必要燃料10%増しを空中給油して、無着陸のまま飛びたいと思っているのですが、場合によっては機体の整備の為に不退転の覚悟で着陸し、再び飛び立ちしたいと云っています。
長年飛び続けてきたジャンボ機は、倒産寸前会社時代の飛行癖で自動操縦に慣れていて、なかなか機長の思うような操縦ができません。乗客と約束した飛行経路が幾つかあるのですが大幅に外れて、今や、手動で操縦するものの自動操縦に近く、乗客は何処を向いて飛んでいるのか分からない状況にあります。
ジャンボジェット機は優秀で、設計上の欠陥による事故は少なく、操縦ミスや不適切な修理や整備による事故はあっても、本来丈夫な機体なのです。
如何せん乗客の数に比較して燃料消費比率が高く、最近になって、機体の経年化による事故も起き始め、大幅に改善の必要性があるのですが、操縦士の数を減らすのが先だと申して新会社は直そうとしません。』
どうです、この話?・・・・・・・。

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