震災にあった人たちは、色々な条件下で、限界をも感じて暮らしていることと思います。これ以上頑張りようがないほど無理をしているのではないかとも・・・・・震災に合わなかった人が「頑張れ!」と声をかけるのには、むご過ぎると思います。
頑張ろうとすると大きなエネルギーが必要になり、義務感を駆り立てられ、自然の流れに逆うということになり、自分の気持ちを奮い立たせ、無理をすることとなります。
日本語で励ます言葉に「頑張れ!」が良く使われますが、それは、普段何となく使っていますが、今、被災地の方々に向けて適当な言葉ではないと思うのです。
「頑張る」は「眼張る」や「我を張る」という二説の語源があるようです。「けっぱる」は東北岩手の方言で、困難に耐え、努力してやりとおすこと、つまり「頑張る」と同じ意味のようで、「無理をしないで、けっぱれ」はどうでしょうか。
きょうは、町内会役員の新旧交代事務引継ぎが行われ、3月11日に三陸沖を震源に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)は、国内最大の自然災害となりそうです。津波と火災で多くの被災者が出ており、福島原発などで避難する人達を含め、東北地方への「義援金」を他の町内会と連携して募集することが引き継がれました。
小さな町内のこと、できることには限界がありますが、それでも住んでいる人たちは真面目で堅実な暮らしをしています。私たちはこの暮らしを守るために、被災地の人達は、元の暮らしを取り戻すために、「無理をしないで、けっぱろう」と思います。
被災地へ輸送が困難で滞留する救援物資(インターネットから借用した写真)

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