震災の被害が深刻化して、計画停電の実施が生活を直撃する中、首都圏のスーパーでは、食料品や生活必需品などを買いだめする動きがあるといい、何ということでしょう。物を失い命のみ救われた被災地の人々のことを考えると、心貧しい人々の多いこと、恥ずかしい思いです。
震災発生直後は、工場の稼働停止や物流の混乱で供給不足の状態になることも予想されますが、やがてメーカーの増産態勢の確立や、小売りの物流態勢の立て直しをするに違いありません。愚かな備蓄は控えるべきで、買ったものは被災地に連絡して、必要があれば救援物資として提供すべきでしょう。
それよりも、被災地の早期復興を図り、景気の悪化を防ぐには、財政出動が欠かせません。一方、為替相場も気になるところです。円高と株安のダブルパンチをどうするのか、政府・日銀の舵取りに期待するところです。組織だった連鎖反応は要注意です。
特に、急激な株価下落は、企業や消費者の心理を冷え込ませ、景気に大きく影響するところだと思います。大災害が起こった時には、経済の危機管理も大切で、過去の歴史を大いに学び、金融恐慌にならないよう、財政の健全化と復興計画の調和をしなければならないと思います。
マグニチュード9.0の巨大地震のあと、東北や関東の太平洋沿岸で余震が相次いで起きて、きょうは千葉県東方沖を震源とするマグニチュード6.1が起き、今後も強い揺れが起きる可能性が高いといいます。次々と連鎖反応する地震は、留まるところを知らない様子です。
また、東京電力福島原子力発電所は、次々と破壊され爆発事故も止まるところを知らない連鎖反応の様子です。
きょうは、上空に強い寒気が流れ込み、寒い1日でした。被災地では、さらに厳しく冷え込み、雪も断続的に降るといいます。真冬並みの寒と不自由な避難生活で、インフルエンザも連鎖反応します。体調の管理に十分注意し、頑張ってほしいと思います。
クラゲ(名古屋港水族館にて)

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