10年前の事故でも記憶があると思いますが、36歳の酒に酔った男性が、新大久保駅のプラットホームから転落、救い出そうとした韓国人留学生イー・スヒョンさん(当時26歳)と横浜の関根史郎さん(当時47歳)2人の男性も電車に巻き込まれて死亡した事故を・・・・。
1昨年、韓国ソウル市内の地下鉄に乗ったとき、プラットホームにドアが付いていて、感心して帰ってきました。聞けばソウルの地下鉄は、日本の地下鉄から学んだとのこと、どうやら東京の山手線ではなく、京都の地下鉄かな?と勝手に想像しました。
山手線ではプラットホームから転落した全盲の男性がひかれて死亡したばかりで、全盲の人のホームはとても危険な場所であるらしいのです。ホームは別れの場所ではないはず、そして、悲しくて危険であって欲しくない場所だと思います。
古い外国の映画を見ていると、列車に乗り込むには階段を登るシーンが映りますが、バリアフリーが進んだ現在では、車椅子のまま乗れるのです。したがって転落は防止する工夫が求められるのです。
各社の名古屋駅ホームは、行き先別に乗る位置が異なり、ホームドアを義務つけられると技術的な開発が相当必要ではないかと想像します。しかし、命を守り安全第一に考える企業にとっては頭の痛い問題なのかもしれません。
プラットホームは、歌にある「♪上野は、おいらのココローの駅だー・・・・・くじけちゃならない人生は・・・」の出発点の場所で、哀愁こそあれ、別れのプラットホームにはしたくないものです。
昨夜も、ほろ酔い気分で名古屋駅のプラットホームに立ち、周囲を見渡せば同じような人が目に入ってきます。乗車前に電話やメールをする人、新聞や本を読む人、話しに夢中になっている人、買い物を点検する人、瞑想にふける人など、人生の凝縮した姿を見せる場所で、人間ウオッチング最適の場所でもあります。
到着ホームは、普通電車しか止まらない寂しい屋根のない田舎駅、下車する人もまばら、本日もプラットホームへ安全に降りる事が出来、感謝、アリガトーゥー、サンキューでした。

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