南アフリカ大陸で初めて開催されたサッカーのワールドカップはスペインの初優勝で幕を閉じました。閉会式には91歳の元大統領ネルソン・マンデラ氏が出席し、8万人を越える大観衆に手を振ったそうです。ブブゼラの大音響もテレビ観戦した私の良い思い出として残ることでしょう。
大相撲名古屋場所も予定通り開催されましたが、朝青龍、琴光喜のいない相撲は実につまらないと思っています。大相撲はやはり強い力士同士が相対する面白みがあり、白鵬独り舞台で、これでは当然のごとく何連勝もするでしょう。
日本相撲協会は大嶽親方と大関琴光喜を解雇しましたが、ファンが求めるところは個々の親方や力士を解雇・処分することではなく、協会運営の大改革を優先して欲しかったものです。不祥事の温床になる閉鎖的な運営や密室となりやすい集団・組織の在り方、伝統を重んじる古い体質は継承すべきところと、改めるところの区別が出来ていないような気がします。
ヨーロッパのサッカーが南アフリカで開催したように、思い切った決断が必要で、日本の相撲も伝統や慣習から脱することが難しいのであるなら、発想を思い切って変え「第二日本相撲協会」を設立させ、近代相撲を発展させてはどうかとも思うのです。
具体的には、外国人力士の受け入れを更に拡大し、本場所を国内に限らず、フランスやモンゴル、ハワイ等で開催し、国際化も視野に入れてはどうかと・・・・。
また、相撲部屋を無くし力士を集団生活から解放するようなシステムを取り入れてはどうかと思うのです。教育する仕組み変え、指導者や共同稽古場を用意し、衣食住環境を変え、取り組みも同部屋対決が無い、今のシステムを改めてはと思うのです。
さらに、谷町ではなく、株式のような制度を導入し、投資家に配当するようなシステムを取り入れたら如何かと思います。
現在の日本相撲協会には、思い切った決断が必要で、非社会的集団の資金源となりやすい仕組みを変えない限り、被害を受ける力士・親方・呼び出しが続くかもしれないのです。

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