建築設計の段階で安全率をごまかして鉄筋量を減らし、安い工事金額で建物を完成させ、建て直しを求められた、いわゆる「建築偽装事件」があってから久しいのですが、素人には判断できないまま行政は「建て直し」を命じました。許認可した行政にも問題があったように思います。
今回の宮崎牛については、伝染病という全く異なる事件ですが、素人には伝染の度合い等も知らされなく地元から種牛の保存が叫ばれる中で、全頭処分される事は、地震が来てみなければ判らない建築物の建て直しに似ています。
種の保存から、絶滅した「朱鷺(トキ)」を中国から貰い受け、大切に保存している日本が、営業肉牛については冷たい態度と受け止めざるを得ません。
そこには、何故そうしなければならない理由をハッキリ伝え報道すべきではないでしょうか。普天間基地移転問題も、相反する意見の社民党福島氏の閣僚としての存在も、連立という「偽装」から成り立っているような気がしてなりません。説明が要るのでは・・・・・。
もっとも、民主党の連立政権は選挙と参院法案通過対策でしかないのでしょうから、普天間問題は眼中になかったかもしれません。鳩山首相が「最低でも県外で・・・」と発言するまでは・・・・・。
一般的には設計書や契約書が法に違反し、約束を実行できなかった場合は「偽装」や「違反」といわれ、罰を受けなければなりません。
私たちは日頃の行動で、気が付かないうちに法律違反をしそうな事に選挙運動があります。今回、夏の参院選挙からネットが解禁になりそうです。
情報化が進む中で、日本の公職選挙法は諸外国と比較して、規制が多すぎて「博物館入り」するほど古び、車でいえば車検が通らず、部品が不足し修理もままならず、エコカーに買い換えが必要なほど古いとか・・・・・。
ネット解禁で若者を選挙に呼び出す機会ととらえれば、どの政党が有利になるのやら・・・・。しかし、今の政治情勢では投票に行かない人が増えると、どの政党が有利になるかも考えねば・・・・・。もう、マニフェストの偽装は許されませんぞ・・・・。

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