民主党政権が誕生して、はや3ヶ月が経とうとしています。先の日米首脳会談、事前に調整されたのか、沖縄の普天間基地問題に突っ込んだ話合いは行われませんでした。オバマ大統領は現行計画の実現に向け「早期に」と念押しを忘れませんでした。
一方、鳩山首相は現行計画が前提ではないと、沖縄の現実を思ってからか、対米従属から対等という考えからか、いまだ期日についても明言していません。
先の自民・公明政権下で米国と約束した内容は、新政権下では異なるのだと言えば、日本国は多数で選ばれた政権は「日本を代表」していないと言うことになりかねません。
また、岡田外務相は先の政権が何故キャンプ・シュワブ沿岸に移設する計画に至ったかを再三検証したいと話しています。「脱官僚」と言った以上、検証で官僚に問うことが出来ないのなら、何故其処に至ったか、どんな議論がされたか、経緯を政治家同士自民党・公明党の議員と議論する場を持つべきだと思いますが如何でしょうか。
選挙に負けた賊軍と、そのような議論はしたくないとでも言いたいのでしょうか。それとも、首相の政治献金問題が未だに解決していなく、税務申告漏れや最近では資産報告書に記入漏れが判明し5億円もの訂正が行われ、野党と話し合いどころではないのでしょうか。
来年度予算の「事業仕分け」についても官僚を「裁判の被告」のように扱うのはやめ、予算計画に至った政治家の思想や経緯を正すべきではなかったかと思うのです。
敗者への思いやりがあってこそ真の勝者であり、それさえ出来ないのであれば次に来る道は自ずと知れたことに・・・・。

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