名古屋中ハローワークへは求職者が求人検索に訪れ、人が溢れています。緊急の雇用対策が必要だと思います。おそらく県内のハローワークも同様な状況だと思っています。
募集内容を見ると改正雇用対策法により、募集の際、年齢、性別の表示は出来なくなりましたが、応募する方の履歴書には年齢、性別、婚姻の有無を表示しなくても良いと法律で規制はしていません。何故か、片手落ちの法規制ではないかと思うのですが如何でしょうか。
欧米では年令・性別・婚姻の有無など法律で規制しているので、履歴書などに表示する必要がないとの事、日本の場合は相変わらず仕事が出来ても高年齢を理由に不採用となる場合が多く、若い人を将来の期待値で採用し、本人の職能で判断していない傾向にあるように思います。
一つには、役所の賃金制度が年功序列を崩していなく、大手企業も能力主義の賃金制度に移行したとはいえ「ベースに定昇システム」を持っていることから、年令表示を取り去ると採用や昇進で混乱が生じると考えているようです。
もう一つは、履歴書や職務経歴書に経験や実績の年数だけが表示されている場合、日本の年功常識を逸脱していて、賃金区分決定に戸惑い、勇気を持って採用行動ができるかにあります。
応募者の立場からすれば、現行法では募集内容に年令・性別の表示が無く、男性が応募したら女性を求めていた等、無駄になる場合があるので、過去のように男女の表示がしてあれば応募しなくて済むのです。
確かに男女の雇用機会均等を定着させる立場では必要かもしれませんが、日常の現場の苦労を知らない、机上で考えた法制化であるような気がするのです。
ならばせめて、求人募集表示に年齢・性別が無い場合は、
応募する方も表示しなくて済むように法律で定めるべきだと思います。
年金問題で金属疲労したような旧政権の厚生労働省と比較し、新しいスプリングに取り替えたような素晴らしい厚生労働大臣の活躍に期待したいと思います。

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