政府は経済財政改革の基本方針「骨太の方針2009」を決めました。基本的には2006年度以来の歳出削減の維持が盛り込まれましたが、社会保障費の抑制をしない事としました。
新聞各紙は色々な見方をしています。読売新聞は早くすべきだったとし、日経新聞は、これでは骨抜きで何の為の骨太方針かと、朝日新聞は負担先送りが招いた混迷で財政の将来に不安を残すとし、毎日新聞では財政再建の道は遠いとしています。
地元中日新聞は、歳出増への新たな歯止めはどうするのか、政権末期を感じさせるとしています。将来的に社会保障費をどうするのか、政治主導を問われるテーマだと思います。
短期的には景気刺激策で歳出増も止む得ない状況ですが、消費税の増も含めた安定財源の確保が求められます。政府が目指すべき方向を示したつもりなのでしょうが、今ひとつ不安を募らせ、日本株式会社の株は現在「売り」の状況ではないでしょうか。
一方、民主党の主張する「無駄を廃し20兆円をひねり出せば、消費税は4年間上げないで済む」というのも不安でならないし、当然、「骨太方針」などは眼中に無いでしょうから財源をどうするのか、確かなところが見えないことには投票へと結びつかないと思います。
今回の骨太は麻生政権になって見直しは重要案件で、私は注目していたところです。問題は首相のリーダーシップを示した痕跡がありません、これでは公共事業費の3%削減はまず無理でしょう。景気刺激を理由に建設族の再燃に如何対応するか・・・・・・・・・
メタボお父さんのパンツの紐が切れてしまった状態の、骨抜き?の基本方針ではなかったかと・・・・・・・中日新聞の言う末期か?

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