普段、あまり感じていない人間関係を思い出し表にしてみます。縦軸に年齢、横軸に職場や学校時代の友人や町内会など組織に関わりのある人の名前を列挙してみると、面白い人間関係表が出来ます。
さらに、組織別に一定期間に対応する時間の長さを縦軸、氏名を横軸に並べると、自分の日常の人間関係度合いが明らかになります。
すると、意外な事に気がつきます。それは家族との接触時間が少ないことに気づくと思います。勿論、単純に時間で重要度を比較しようとは思いませんが、大切な事は時間の中をどう価値ある組み立てにしようと努力しているかです。
仕事で接触する時間ですが、就職支援する人との対話時間の長さです。長ければよいというものではありません、的確に状況を把握し、しなければならないことを実行し就職に結びつけるかということです。
この関係は、求職者の生活指導する人と基本的に立場は異なります。施設利用者の一連の生活行動を把握し的確な助言をしている指導員は縦軸、私のような場合は連続性がない関わりで、一部分を請け負う横軸という事になります。
この考え方を間違えると自分自身が混乱し、被害者は求職者ということになります。就職氷河期を迎え、支援する方も難関を越えなければなりません。求職者を励まし、志を高く持ち続け克服することが大切です。
そのためには、客観的に反省する謙虚さを持ち、普段から心を開き、耳を傾け、頭の中を柔軟にし、紹介できるものは出来るだけ的確に行い就職に結びつけることでしょう。

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