昨年8月16日は岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市にて、観測史上日本最高気温40.9℃を観測しました。今年も各地で35℃を超す猛暑日が続いています。
オリンピック開催意義は何でしょう。古代オリンピックではギリシア全土から競技者や観客が参加し、祭典には戦争を中断して参加したそうです 。オリンピックによる休戦の期間は大幅に延長されたといいます。
平和の祭典であるオリンピックが盛大に開催されている最中で、グルジアと南オセチア自治州との間で戦争がはじまりました。南オセチアにはロシアが、グルジアにはアメリカがついて話し合いが持たれ、停戦にはなった様ですが和平への道は厳しそうです。
グルジアの選手、ロシアの選手、アメリカの選手はいったいどんな気持ちで競技しているでしょうか。総論では平和が大切と言っておきながら、自国では武力を行使する、いったいこれが国連常任理事国なのでしょうか。
グルジアと南オセチア自治州との間で戦争報道はオリンピックの陰に隠れてしまい、小さく報道されてきました。日本のマスコミも終戦の日は「平和・平和」といいますが、他国のことなど意識は薄いのでしょうか。
多くの人の命が奪われている間、それほどオリンピック報道が大切なのでしょうか。私たちはあまりにも「
平和ボケ」してはいないでしょうか。
私たち日本人に具体的な解決や支援は出来ないかもしれませんが、せめて、武力行使しない話し合いによる平和な解決方法を求め、何が大切であるかを心に留め、
今後の報道に注目しなければなりません。
8月15日:高浜「かわら美術館」にて

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