内閣府の「平成19年版 青少年白書」では、大学を卒業した人の離職率は1年目15.3%,2年目11.0%、3年目9.4%となっていて、就職してから3年で計35.7%が離職しています。
若者の離職は単に個人の「精神力」や「忍耐力」の欠如として片付けるような個人の資質問題だけではなく、“自分のイメージする職場と違う”とリアリティショックを強く感じていた場合と、初めからその仕事は3年未満と考えている人が多いのではないかと思うのです。
一般的に離職は、倒産による事業所廃止、事業所移転と、解雇、労働条件の相違、賃金支払い遅延、賃金額低下、長時間労働・健康不安、職種転換、契約更新拒否、嫌がらせ、退職勧奨、定年、休業、法令違反など企業側に起因するものと、
体力不足、心身障害、疾病、負傷、視力減退、聴力減退、触覚減退、結婚、妊娠、出産、育児、父母死亡、父母介護、配偶者・親族別居通勤不可能又は困難、離婚住所変更、運輸機関廃止又は運行時間変更、転勤又は出向命令拒否、自己破産など個人に起因するものがあります。
離職は人生を大きく変えることとなります。離職後は一刻も早く再就職することが理想です。期間が開けば開くほど不利になることを忘れてはいけません。
先に述べた離職理由は、まだ他にも一杯ありますが、早く忘れて前向きにプラス思考で就職活動することが、成功する早道だと思います。

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