いよいよ4月に入りました。入学・入社・異動など慌ただしい時期となり、さらにガソリンの値下げで列をつらねばならず、このブログを読んで下さる方は、さぞ気ぜわしい一日ではなかったかと思います。
日銀の短観では四半期連続で大幅に悪化し、日本経済を牽引してきた輸出産業は円高が業績を圧迫する懸念が強まってきたとか。さらに、道路特定財源の期限切れで、地方財政に影響が出れば、景気は益々加速して低水準に向かうのではないでしょうか。
政治の混乱が国民生活を直接振り回し混乱を招いているとすれば、その原因を作ったのが三年前の衆議院
郵政選挙で与党の大勝、その反動で昨年の参議院
年金選挙で野党の大勝、そして「ねじれ」を生んだのです。
そこで、消えたガソリン代増税(再値上げ)を衆議院で再議決したとすると、政治は「国民の政治」と理解されるかどうか不安でなりません。つまり、郵政衆議院と年金参議院の選挙ネジレが「道路ガソリンを如何にするか」のような無責任ささえ感じます。
二大政党のあり方が問われているような気がするのです。
市場経済第一主義か
生活第一主義かといったような、思想が頓挫した政治が始まっているような気がしてなりません。
花より団子という言葉があります。「花をながめて目を楽しませるより団子を食べて食欲を満たす」という様な意味だそうで、「長屋の花見」の落語に出てくる長屋の連中がこだわったのは,重箱の中身でした。
「道路か、ガソリンか」「生活か、経済か」「花か、団子か」私たちはそんな単純なことを求めている訳ではありませんが、解りやすい政治に投票行動してしまうクセがあるようです。
桜の花と名古屋城(4月1日撮影)

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