私が四輪自動車の免許を取ったのは昭和36年12月19日でした。免許を取るためのお金が1万円程かかり工面するのに苦労した記憶があります。
四輪車には小学校の低学年頃から興味を持っていました。運転するのが夢、自分で車を作ることにし友達と何人かで競ったものでした。
もちろん、エンジンは在りませんから、裏山の急な坂を利用し一気に走り下りるのです。当時は公道でもバス以外、車は殆ど通ってなく平気で走らせたものでした。
ガラ紡工場で糸を巻き取る丸い古い木枠を4つ貰い受け、山から樫の木を切り出し心棒を作り、車体は近くの製材工場で出る「コワ(切れ端)」に後輪部分の心棒を釘で打ちつけ、前輪軸をベアリングとボルトで止め、麻紐で引っ張って操縦、運転できるようにしたものでした。
昭和40年代初めでも一般家庭に四輪自動車は少なく、運転したのは会社に入って工事現場へ行くのにピックアップの「トヨタスタウト」が始まりです。
その後自動車は進化し続け、マツダがロータリーエンジンを出たりもしました。最近ではトヨタがハイブリッド車を進化させ、2010年までにプラグインHVを発売するといいます。
プラグインHVやブツカラナイ車、パートナーロボットなど3つのサスティナビリティ(持続可能性)、「環境と経済の両立」を意識したキーワードを経営の戦略として取り組みだしました。
夢を実現させる「四輪車」はやがて太陽熱や風力で電気を起こし、モーターで走る時代が来るかもしれません。

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