写真は我が家の庭先に咲いた彼岸花です。根のところにはリコリンという毒があるそうです、この毒は水で何回もさらせばとれるので昔の人は食糧難にこの根の部分からデンプンをとって食べていたそうです。
福島県発注工事を巡る談合事件で、佐藤栄佐久知事の辞任にまで発展した事件は今後の公共工事発注に暗い影を落としそうな気がします。
「発注」「談合」「口利き」「天下り」「随意契約から競争入札へ」など、個別に考えてみると、ルールを変えてみたところで、色んな問題点が残ると思うのです。
要は、役所(発注者)と受注業者とがギブアンドテイクの関係にあって、片方のテイク・テイクやギブ・ギブでは成り立たなかったはずです。
安倍晋三首相は27日、官僚の出身官庁と密接な関係にある民間企業への天下り規制を撤廃し、天下り後の「口利き」に対する罰則を強化する方針を固め、来年の通常国会に国家公務員法改正案など関連法案を提出し、有能な人材の官民交流を促し、官僚の天下りをしやすくすると報じています。天下りの見直しは「霞が関改革」の一環で、公務員削減にもつながると期待されているそうです。
有能な人材なら官民交流で民間企業への天下り人材は必要です。しかし、今まではどんな方でも(有能でなくても)「お土産」を持たして何らかのギブがあったのですが、それ無しでは、はたして都合良くいくかどうか・・・・疑問ですね。
天下った公務員OBが許認可や契約について出身官庁に働きかけることを仕事としていた人たちはいったいどうなるのでしょうか?
本人たちの仕事を取り上げるのではなく、受注・天下り・入札に関して別々に考え、一般的に不正でない仕事のやり方?に徹するしかないのですかね?どうすればいいのでしょう?
報道では、「公務員が在職中に密接な関係にある企業に再就職を依頼することを禁止する。」としていますが、現状は形式上かもしれないのですが、民間が役所に割愛申請書を提出し、天下りを依頼、就職して頂く形になっているのです。 ギブ&テイクも考え方次第というところですかね?

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