4月も終わりの週になっても朝夕は冷え、街頭ではコートを着る人さえ居るほどです。常習のように遅れる名鉄電車に、朝は苛立ちから始まります。鉄道には「線屋」というダイヤを組む専門家がいるそうですが、名鉄は現場を見ていないのでしょうか。
福知山の脱線事故も、遅れを取り戻そうとする運転手の無理から来る事故ではなかったか、そしてATSの設置不備が重なったと思います。会社全体の責任を問われ前任の社長まで起訴される始末、ダイヤを組む段階から安全管理を怠っていたのではないかと思うのです。
ラッシュ時は多くの乗客を捌くという使命から、どうしても過密ダイヤは避けられないと思います。無理なダイヤを運転手や車掌の腕に頼るということの無いよう、安全管理を徹底して欲しいと思います。
名鉄も名古屋市地下鉄も、朝のラッシュはホームに溢れんばかりの人で埋め尽くされます。ましてホームでバリヤフリーの為の工事が行われ、気分が悪くて倒れる人でもいれば、押されて将棋倒しでホームに転落することも考えられます。
そんな事を考えれば、交通機関全てのところに危険が潜んでいると思って間違いないし、事前に防げる事故対策は実行すべきであると思います。
いつの間にか、電車通勤は先頭車両に乗らない、ホームの先頭に立たない、ラッシュ時は乗車を避け早い時刻に乗るなど、せめて自分を守る手段だという人が居て、危険と隣り合せで日々が過ぎて行きます。
安全・安心はルールやマナー、そして時を守ることからスタートします。

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