10〜11年度第18回SEITOPOG                       第1位 神坂 33,490点、 第2位 日野原 31,790点、 第3位 内山 29,940点

2005/6/4

アサクサデンエン 本物になった  

辛抱に辛抱を重ねて、ようやくアサクサデンエンが本物になってきた。6歳にして初めての安田記念・G1(5日・東京)という大舞台。歴戦の雄たちに一歩も引けを取らない出来で挑む。
 坂路を1本上がってからWコースへ。僚馬トラストブラック(3歳500万)が3馬身ほど先行。折り合ってピタリと追走。直線では外へ持ち出した。そこで気合ひとつ。アッサリとパートナーをかわす。だが、意外と相手もしぶとい。もう1度盛り返して応戦。最後は1馬身差ほどこらえてゴール板を駆け抜けた。5F69秒4―53秒8―39秒3―12秒5。「(時計は)気持ち遅かったが、動き自体は良かったし、これでいいだろう」と河野師は納得の表情を浮かべた。
 デビューから新馬―特別と連勝した素質馬も、体質の弱さから出世が遅れた。「ガラスのようだった。疲れがなかなか取れなかったり、あっちこっちと痛がったり、レース中でも鳴いてたり…。いつ何が起こるか分からないという、常に危惧(きぐ)を抱きながらだった」と振り返る。しかし、能力を信じて我慢を重ねた。そして、そんな苦労がようやく実を結んできた。そして、それは前走・京王杯SCでのレコードVという好結果となって表れた。「もともといいものは持ってたが、いまは心身ともに成長してきた。体調面での不安はゼロだね」とキッパリ。
 となれば、あとは悲願のビッグタイトル奪取へ突き進むだけだ。「相手がどうのではなく、自分の競馬をするだけ。大いにチャンスはあると思う。なんとか決めたいね」。静かにそうつぶやいた。
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2005/6/4

初G1五十嵐「せこく乗る」  

フジサイレンスでG1に初挑戦する五十嵐雄祐騎手(21)は、イン狙いで一発を狙う。作戦は「せこく乗る」。並み居るG1馬を食うには距離のアドバンテージが必要。「内でじっと我慢してロスのない競馬をしたい」と明かした。今週からCコースからAコースに移り、仮サクが外された内が有利になる。「そんなに緊張しませんね。いつもと同じ気持ちで乗って、少しでも上の着順を取りたい」。デビュー4年目のホープは平常心で挑む。
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2005/6/4

デンエン絶好調、1馬身半先着  

アサクサデンエンは坂路を軽く1本駆け上がった後、ウッドコースで3歳500万のトラストブラックと併せ馬を行った。3馬身ほど先行するパートナーを追いかけ、直線では外から末脚を伸ばして1馬身半先着した。手綱を取った江田勇騎手は「仕掛けてからの反応がとても良かった。先週も乗ったけど、今すごく具合がいいですよ」と興奮気味に話していた。
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2005/6/4

香港製ジェット機ウィットネス  

デビュー17連勝の記録をつくった香港の怪物サイレントウィットネス(セン6)が2日、東京競馬場で安田記念(G1、芝1600メートル、5日=東京)へ向けて最終追い切りを行った。厩舎の僚友ブリッシュラック(セン6)とダートコースの3ハロンから併せ、35秒7−11秒3の好時計をマーク。550キロを超える大型馬らしい力強い走りで、報道陣の度肝を抜いた。
 一瞬だった。香港の怪物は一瞬でトップスピードに切り替わった。それまでダートコースの4分の3周をダクで流していたサイレントウィットネスは、4角手前でモウ攻め馬手が合図を送ると、馬場の2分どころを猛然と駆け出した。

 4角では徐々にスピードを上げていたブリッシュラックの外を回り、余裕で馬体を並べる。地響きを立てながら、さらに加速。550キロ超の大型馬にしては動きは素軽い。直線に入ると勢いの差は歴然だ。いっぱいに追われたパートナーとは対照的に、モウ攻め馬手は馬上で半分立ち上がるように手綱を押さえ、相手の走りに合わせてゴールを駆け抜けた。

 わずか600メートルの追い切り。だが、スプリンターとしての高い素質は十二分にうかがえた。「今日の動きは満足。スピードのある馬だが、決して行きたがっているわけではないんだ。(気持ちを)コントロールして競馬できる」。クルーズ師(48)の信頼は厚い。

 デビューから17戦17勝という記録を打ち立てた。それまで欧米20世紀以降の連勝記録は16。香港では競馬を超えたアイドルホースとして人気が高い。「レースごとに成長していった。この馬には本当に驚かされる」とクルーズ師は言う。

 その記録はダッシュ力とスピードを武器に成し遂げた。ブリッシュラックも同じぐらいの巨漢馬だが、2頭を前から見るとまるで違う。サイレントは胸の筋肉が異様に厚い。人間で言えば100メートル走者と同じ筋肉の付き方だ。その厚い胸板が、強烈なダッシュ力を生み出している。

 前走は初のマイル戦で18連勝に挑戦した。結果はブリッシュラックに敗れての2着。今回、再度のマイル戦に加え、初の海外遠征レースと条件はさらに厳しくなる。だがクルーズ師は断言した。「過去18戦して1度も私をがっかりさせたことがない馬。勝算がなかったら日本まで来ない」。その言葉は自信にあふれていた。
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2005/6/4

マイル適性ならブリッシュ  

ブリッシュラックは香港チャンピオンズマイル(G1)で、サイレントウィットネスを初めて負かした馬だ。クルーズ師は「マイラーとしての素質はこの馬の方が上だと思う。前走でサイレントを破ったのは非常に複雑な心境だったが、うれしい喜びでもあった」と語った。

 2日の追い切りではいっぱいに追って併入だったが、クルーズ師は「ブリッシュはスタミナがあるタイプ。(追い切りの)動きについては満足しているしトップコンディションだと思う」と言う。また日本の馬場についても「直線が長く力勝負になるだろう。その点でもブリッシュの方が向いているのでは」と大きな期待をかけていた。
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2005/6/4

GT展望  

■テレグノシスは昨年の安田記念2着馬。当コースでは3歳時にNHKマイルCを制している。相変わらず追い込み一手で展開に左右されるとはいえ、実力・適性はトップクラス。前走の京王杯SC3着は直線で前をカットされる不利。差し脚に衰えは見られない。

■武豊の今週の騎乗馬はアドマイヤマックス。一昨年の安田記念2着で、前々走の高松宮記念では念願の制覇を果たしている。京王杯SC4着は展開不向きで59キロ。前哨戦だけに、あれだけで評価は下げられない。流れに乗れば末脚は堅実だ。

■連対率4割台をキープして、予想通りに大活躍のデザーモ。今回はダンスインザムードで勝ちを狙っている。課題のイレ込みの不安は解消し切れないものの、昨秋の天皇賞とマイルCSで牡馬相手に戦えることは証明済み。当日の気配しだいでは圏内突入可能。

■昨年の皐月賞馬ダイワメジャーが前走で鮮やかに復活。良血で、もともと素質の高さは折り紙つき。叩いてさらに良化も期待できる。問題は実績のない左回りの克服と、同型との折り合い。それさえクリアすれば、2勝目が近づいてくる。

■一発の魅力ならハットトリック。8戦6勝ながら、負けた2回が完敗。総合力という点では前記馬4頭より落ちるが、上がり32秒9を2回マークした切れ味は非凡だ。当コース3戦3勝と適性抜群。ゴール前でもつれる展開になれば一気に台頭もありうる。

■アサクサデンエンも当地5勝のコース巧者。底力の比較ではやや見劣るものの、前哨戦・京王杯SCレコード勝ちは充実ぶりを示すもので、脚質に幅が出てきたのも好材料。勝ち切るまではともかく、2〜3着に食い込む可能性は低くない。

■長く一線級で活躍しながらGTではあと一歩足りないのがバランスオブゲームとローエングリン。ともに前走はで勝っているあたりが実力馬らしいが、これまで“本番”での裏切りが目立つ馬。6歳春で一変は考えにくく、3着候補までの評価としたい。

■スイープトウショウは久々とはいえ初の牡馬相手の前走5着。いかに展開が向かなかったにせよ、レベルを考えると物足りない。はまった際の末脚は鋭く、混戦での浮上の余地はありそうだが、56キロでは押さえまでの扱いが妥当だろう。

■さて、香港馬。日本馬だけの比較でも頭を悩ませるところに、これまた取捨の難しい3頭が加わった。

■もし18戦全勝で来日していたら、注目度はさらにアップしたであろうサイレントウィットネス。前走・チャンピオンズマイル(香港)は初の1600M戦で、差し込まれて2着に敗れたが、交わされた後もしぶとく粘っていた。スピードが国際級であることは間違いない。ただ、ベストは1000〜1200Mのスプリンター。安田記念連対馬のセオリーとして知られる“中距離をこなせる馬”からは外れている。初の海外遠征、慣れない環境。能力の高さは認めつつ、不本意な凡走に終わるシーンも視野に入れたい。

■その無敗馬に土をつけ、アジア・マイル・チャレンジのボーナス100万USドル獲得を目指すのはブリッシュラック。こちらは2000Mの国際・香港カップで昨年2着の実績があり、差し脚の自慢のレース運びからも安田記念向きの馬といえる。海外遠征経験があるのも強みで、信頼度でいえば香港勢のNo.1かもしれない。

■ボウマンズクロッシングも一昨年の香港カップ2着馬だが、今年に入って最高3着。やや勢いを欠いている。とはいえ、外国馬の場合は戦前の評価と実際の適性・状態が一致しないことが少なからずある。5年前には香港のフェアリーキングプローン(10番人気)が安田記念優勝。あくまで伏兵の域は出ないものの、人気ほど力に差はないだけに、好走しても驚けない面はある。
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