千里リハビリテーション病院壁画期間は、本当にかけがえのない出会いでいっぱいでした。
その中のひとり、14歳の女の子の患者さん。
壁画描き初日に、キラキラのお目目で話しかけてくれ、ひとめで私、好きになっちゃった。
そのあとも、色塗り手伝ってくれたり、おしゃべりしにきてくれたり、いちばんたくさんかかわった女の子です。
彼女がずっと、私がはいてる裸足スリッポンを「それめっちゃかわい〜ほしい〜」て言ってたので「ほんじゃあ、一緒に作ろっか♪」てことになり、2日間にわたり、裸足スリッポンワークショップをさせてもらいました。
出会った最初の頃、彼女は「私ってなんの仕事しよう、どうやって生きていこう、どうしたら自分にぴったりな生き方できるのかなぁ〜」と、将来のことをすごく真剣に考えてたので、若いのにすごいなぁなんて思てました。
スリッポン作ってる時に、彼女がなぜここに入院してるのか、病気のことを話してくれました。
それで納得したのです。
こんなにも若くして、本当に壮絶な体験をした彼女は、生きることの重みが、全然違うんだと思いました。
私は何も不自由なく生きてきましたが、それでも、命を使いきりたいと人一倍自分の使い道を考えてきた方だけど、それでも、彼女の重みにはかなわないです。
ほんでも、彼女は、壁画のお手伝いも、スリッポン作りも、とっても楽しんでくれ、「入院してよかった〜」とまで言ってくれ、もう、私がジーンとしちゃいました。
ほとんど彼女が色塗りして、一緒に恋バナに花を咲かせて作った裸足スリッポン、かわいいでしょ。
ひとつは自分の、ひとつはお母さんにプレゼントだそう。
壁画のセレモニーの日が彼女の退院日だったので、私もお手紙をかいて、送り出すことができました。
魅力いっぱいで、好奇心旺盛な彼女はきっと素敵な未来をちゃんとつかめるはずだと確信しています。
ほんとに、彼女との出会いが、私を豊かにしてくれました。
どうもありがとう。
また会って、恋バナしよう!(おばさんとティーンズの恋バナ(笑))

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