アトリエで描かせていただいた布壁画。
やっとこさ、依頼主の常磐会幼稚園さんにお渡ししてきました。
ちょうど園児さんたちもいる時間だったので、お披露目しよう!と、先生方が子どもたちを集めてくれました。

子どもたちは、見たとたん、「うわぁーーー!」と絵にむらがってくれましたよ〜。

「触ってもいいよ」
というと、みんな興味津々でスリスリなでなでしてくれました。
「なんか、ざらざらしてる〜」
におってみては
「いいにおいするぅ〜」(ほんまに!?)
などなど、口々に感想を言ってました。

「1,2,3,4・・・まつげ13本あるわ!」
「ここ、ふわふわ動いてるみたい!」
子どもたちの好奇心は止まることなく、私は聖徳太子にでもならなあかんくらいの質問攻めでしたよ。
「ここの色、どうやってしたん?」
「この線すごい。どうやって描いたん?」
「ひとりで描いたん?」
「何時まで描いてたん?」
「何色使ったん?」
「何で描いたん?」
「絵好きなん?」
「なんでこんなん描けるん?」・・・
もーーー、それはそれはキラッキラした目で聞いてくるんです。
絵の好きな子なんかは、特に、思いもよらない細かいこと聞いてくるんです。
こないキラキラにかこまれたらたまりません。
私も、こーすんねんで、ああしたらおもろいで、ここはこんな風に描いてん・・・などなど、夢中でおしゃべりしました。
みんな、私の話を真剣に聞いてくれたあげく、「私、今日帰ったら絶対絵描こ!」なんて嬉しいこと言ってくれるんです。
私の絵を見て、絵を描きたい!絵が好き!って思ってもらえるなんて、サイコーです。
絵描き冥利につきますなぁ。
子どもたちのスパーンとストレートな反応が、何よりのご褒美に思えました。
ありがとうありがとう。
ほんとに描いてよかったなぁ。

ほんで、絵と同じくらい子どもたちが興味を示したのが、私の帽子。
いつもかぶってる手づくりのニット帽をかぶっていたのですが、なぜかつっこまれまくりました。
「なにそれ!」
「それどーしたん?」
「なにそれって、帽子やがなッ」
て感じなんですが、
「かぶってみる?」
と渡すと、みんなでかぶっては大笑い。
しまいには取り合いになっていたり・・・
まさかの帽子で大盛り上がりです。

自分たちがかぶり終わると、次は絵の中の子どもたちに順番にかぶしてあげて
「わぁ、似合う似合う♪」
たっぷりと遊んでから返してくれました。

「いいこと思いついた!年長さんのお別れ会の時、この絵飾って見ながらご飯食べよ!」
てゆうソラぐみさんの提案を採用して、まずはお遊戯室にかざられるそうです。
これからはみんなでこの絵を可愛がってもらいたです。
常磐会幼稚園さん、素敵な依頼を本当にありがとうございます。
それにしても、あの、子どもたちのキラキラはなんなんでしょう。
私はあの目で見つめられて、ほんまに魔法にかかったみたいに勇気がでました。
もっともっと、絵を描くぞーーて、帰りの自転車こぎながら思いました。

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