えーと…仕事が忙しくて中々更新できなかったので
最低ラインの
"月一更新"すら危うくなって来ました。
しかし、本来書きたい記事に使うイラストを間に合わせる
のは今日中には不可能。……
なので今回は某サイトのブログ記事に対してコメント
しようと思ってた内容からスライドして僕が最も
好きだった時代劇である
「必殺シリーズ」について
少し語りたいと思います。
なお、余談ですがそもそもこのブログの前身となった
一番最初の
「堀川見聞録」は発表する場が失われた
ため全4回で終わってしまいましたが、実は第5回も
ネームだけは完成しており、そこで
「必殺シリーズ」を
扱う予定でした。
というのも元祖の
「堀川見聞録」では司会進行役を
"必殺テイストの美少女戦士チーム"として当時マンガを
2話程描いていたものの途中で描けなくなってて
しばらく出番のなかった彼女たちにやらせた
という経緯があったので当然の流れでした。
と、それはさて置き
必殺シリーズです。
今となってはパチンコ等の影響もあり、
"必殺=仕事人"
という認識になってしまってますが、元々は40年前に
フジテレビ系列で大人気だった時代劇、
"木枯らし紋次郎"
に対抗すべく、朝日放送が
池波正太郎の
"仕掛人 藤枝梅安"シリーズをベースに独自のアレンジを
加えてTVドラマ化したのが
「必殺仕掛人」であり、その後、
原作を離れて
"金で許せぬ悪を殺す"という要素だけを
残してTVスタッフがオリジナルで設定を組み上げていった
シリーズ第2弾
「必殺仕置人」からが
「必殺シリーズ」
なのです。この辺はちょっと
戦隊シリーズと似てるかも。
まぁシリーズ間である程度つながりがあってメンバーチェンジ
を繰り返しつつ次の作品に続いていくのはどっちかというと
"パワーレンジャー"に近いですが。
それにシリーズといっても実は
「仕置人」以降の
中村主水サーガとなってる"主水系"とそれ以外の
"非主水系"に分かれる様になっており、それは
スーパー戦隊でも幾度かあった視聴率低下による
シリーズ打ち切りの危機を乗り切るためにその都度
人気があった中村主水のキャラに頼りすぎた結果
とも言えるのですが、これもまた戦隊同様に
シリーズ毎に果敢に新しい試みに挑み続けてきて、
失敗した際に
原点回帰を繰り返していた
足跡とも言えます。
僕自身は第1作の
「仕掛人」と同じ年の生まれなので
興味を持って観始めた小4位の頃にはもうシリーズ
後期に差し掛かっており、リアルタイムで観たのは
シリーズ第19弾の
「必殺仕事人V」からでした。
ただし、この時期に丁度
"必殺ブーム"が起こり、
初期シリーズの作品も夕方などに再放送されていた
ので結構観ており、特に
「仕置人」の
念仏の鉄っつぁん
の骨外しには「時代劇でレントゲンだって〜?!」と驚き、
シビレました。
残念な事に第3作の
「助け人走る」以降は再放送が
ストップしてしまい、それから長い事初期作や中期の
いわゆる
"黄金期"の作品は観る事ができません
でしたが、98年頃ケーブルTVに加入してからようやく
ほぼ全シリーズが観れる様になりました。…まぁ
尤も近年の新シリーズはあまり食指が動かないので
殆ど観てないのですが…
さて、必殺シリーズは最初の
「必殺仕掛人」から数えて
「必殺仕置人」・「助け人走る」・「暗闇仕留人」・
「必殺必中仕事屋稼業」・「必殺仕置屋稼業」・
「必殺仕業人」・「必殺からくり人」・
「必殺からくり人・血風編」・「新・必殺仕置人」・
「新・必殺からくり人」・
「(江戸プロフェッショナル)必殺商売人」・
「必殺からくり人・富嶽百景殺し旅」・
「飛べ!必殺うらごろし」・「必殺仕事人」・
「必殺仕舞人」・「新・必殺仕事人」・
「新・必殺仕舞人」・「必殺仕事人V」・
「必殺渡し人」・「必殺仕事人W」・「必殺仕切人」・
「必殺仕事人X」・「必殺橋掛人」・
「必殺仕事人X激闘編」・「必殺まっしぐら!」・
「必殺仕事人X旋風編」・「必殺仕事人X風雲竜虎編」・
「必殺剣劇人」・「必殺仕事人・激突!」
「必殺仕事人2009」
と現時点で31作品存在しており、どの作品も
それぞれのカラーを持っています。その中でも
個人的に未見の人に特にお奨めしたいのは
シリーズ第6弾
「必殺仕置屋稼業」です。

沖雅也演じる
市松が主水と対決する第1話は鳥肌もの
の格好良さです。ラストシーンも粋でした。
2話での折鶴を使った殺し技も華麗で、またこの回で
市松の養父を演じた津川雅彦の怪演も見所です。
この作品では殆どの話で序盤の内に仕事の依頼が
入るので仕置の遂行のみに集中でき、最後まで
ダレる事なく話が進行して行き楽しめます。
一般的にはもう少し後の第10弾
「新・必殺仕置人」を
最高傑作と推す人も多いしそれには僕も賛成しますが、

この作品は旧仕置人からの積み重ねがあってこその
最高傑作なので、初見で単独で観るのにはちょっと
向いてないと思います。
なお非主水系作品なら第5弾
「必殺必中仕事屋稼業」

がベストかも。この作品の不幸は13話の時点で丁度
あの
"腸捻転"解消騒動があって関東では
TBSからTV朝日(当時はNET)にチャンネル変更となり、
視聴率がガタ落ちになったという事でした。
その次位に推したいのがシリーズ第3弾の
「助け人走る」。
"ゴーカイジャー"に先駆けること37年前に仲間との
武器交換アクションで大群の敵と戦った文さん平さんの
最強コンビが魅力的でした。第12話では前作の中村主水
がまさかのゲスト出演。後半より登場の島帰りの龍
(宮内洋)も見せ場満載。ただ、後半からは"ジャッカー"
等のスーパー戦隊とは逆でどシリアスなハード路線に
なるので要注意。
等々、まだまだ語りたい事は山ほどあるのですが、
今回はこの位で止めておきたいと思います。
今後機会があればスーパー戦隊と同様に各作品
同士の隠れた繋がりを検証したりもしたいですね。
そんな訳で今回は場つなぎ的に語ってみましたが、次回は
なるべく早く本来のテーマで記事を更新したいと思います。
でわでわ。

4