前出のナイフのリフォーム作業を行った。
まず、小刀や工具でハンドルを削った。中心を落とし込む溝を切り、何度も合わせてみる。次に目釘の位置を確かめて目釘穴を開け、実際に合わせてみた。さらに、グリップエンドのスリットには金属片でバランスを入れ、ブレードを砥ぎに廻して準備完了。ハンドルにブレードを装着し、目釘を打ち、頭を切り潰して・・・第一段階が完了。
この後、ハンドル部分に細工を施した。手持ちのダックスのベルトを分解し、裏皮をハンドルに巻きつけて固定する。握り具合は上々である。ギュッと云う皮革独特の音がする。さすがにダックスだ、バラすのに結構手間がかかり状態も良い。もう十年以上も使っていなかったがこれで見事再生することが出来た。ここで第二段階完了である。
この次は、残りの革製品でセッパと鍔、収納ケースやストラップの工夫を予定している。
話は全く変るが、我々は常人とは少し違う感覚があるのかもしれない。なぜかと云うと、一本数万円から十数万円もする居合刀を惜しげもなく標的に打ち付けるのだから(笑い)。もっとも、空手の稽古であっても手が変形するまで巻藁を突くのだから、普通のことと言えば普通のことではある(笑い)。

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