☆型の分解と応用について。
中央支部で練習に関する事項をペーパーで配布しようと考えていたが、量も多くなるし欠席者もいるのでここで定期的にアップすることとした。
練習に関する項目にはタイトルに☆印を冠することとする。とりたて別項を設けるほどのことでも無いのでここで充分だと思う。
ただ、毎回いくつかの大切なキーワードがあるので見落とさず自得して頂きたい。ここでは特に示唆は仕無い。
中央支部では色帯への分解・応用は基本型のピンアンを中心に行っている。これはカリキュラムに定められた通りだ。
規定では三級以上の色帯はピンアンの初級分解を学ぶことになっている。実際にはその前からプレで行ってはいる。
これは、区切りごとに動作の意味を説明、実地して理解の下地を作ることと、また練習生からの質問に答えるためだ。
型分解の前段は当然基本十本組手と基本三本連鎖組手、小手鍛えなどだ。努々これを疎かにしてはいけない。
この部分は体操的に感じることもあるだろうが、ルーティンにならず一本一本真剣にかつ大切に稽古してもらいたい。
分解には基本分解・応用分解・自由分解と段階があり初級・中級・上級、または松・竹・梅(笑)と考えてもらえば良い。
または、書道で云うところの楷書・行書・草書(漢字・ひらかな・カタカナ)とも云える。それらを使い分け作文することだ。
支部稽古で指導するのはやはり基本分解が中心で、参考程度に応用編を説明、流れの中で自由分解を都度説明・実地している。
分解はそれ自体が単独で何百通りも存在しているのでは無く、型と云う流れの中でこそヒビットに生命を与えられている。
ピンアンの基本分解については、その代表的な動作を各三本程度。打突技法、柔術技法、このミッスクである剛柔一体技法となる。
分解については幾通りもの技法があり、一つの分解は天・地・人に拠って変化する。あくまでもその一つとして理解することが肝要だ。
基本分解を終えて応用・自由分解に入ると、武術・武技としてある程度の危険が伴うのでこれは事前に覚悟して頂きたい。
応用編以降は金曜の個別稽古か木曜の古武術に参加するか士心塾の実地稽古(不定期・要資格審査)で身に着けて頂きたい。
この段階に入ると各自の資質・個性と練習量、総合的なセンスが重要なポイントとなる。ではセンスを磨くには・・・。
これには唯一絶対的で誰でも実行できる方法がある。長くなったので機会があれば支部稽古で伝えることとしよう。
但し、もし練習生がそれを実行したとして、それが身に着くと云うこととは全くの別物として心得てもらいたい。
また、実地練習以外では基本的には個別の質問には返答しないので、これは予め了承願いたい。

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