暴風雨の火曜日、所用で遅れそうなので中央支部に連絡を入れると“今、三人来てます”とのこと・・・ムムム、そうかぁ。
では、早めに切り上げてウラの狸小路の金富士で一杯・・・などど考えながら・・・到着すると総勢10名に増えていた(苦笑)。
雨でズボンはモンペ状態、紙の手提げ袋に入れた道着もはや湿っていた。あわてて着替えて正座・黙想を終え練習スタート。
前段に先日大会で優勝した西口研修生の表彰を代読で行った。彼は学生時代に他派の所属で競技選手だったが昨年より当会に所属。
すでに他派の有段者だが、清心会に入門し白帯からの再スタート。約10ケ月目の栄冠だ。秋の大会にもエントリーを予定している。
型も学びたいと意欲的だ。秋の大会は外国人勢のエントリーも予定されており、大型選手への対応策が必要となる。これからも精進を。
皆、ウォームアツプを済ませていたので軽く突き蹴りの基本を済ませ各基礎・基本型・移動と法型、太極、ピンアンUを行う。
続いてサンチンとピンアンの分解応用。ここの支部は会員が皆私の子どもくらいの年代で成長が早い。
休憩をはさんで小手鍛えと連鎖の開始。小手鍛えは繰・掛手からリストをホールドし相手の体勢を崩すところまでを練習。
最初はガチンと受けてグッと返す、次にフワッと受け流してサッと取る、最後に体捌きを加えて相手をズンと崩す。
イチ、ニイ、サンからイチッ、ニッ。体重移動と添えてを加え最後がイチで完結するように段階的な練習を行った。
その場の上・中・下段の三本連鎖から上・中・下段の移動、三本連鎖のT・U・Vと進み最後がライトスパーリング。
スパーリングは実戦では無く、スキンシップを兼ねたタイミング合わせやバランス感覚を身に着けるための練習だ。
捌きや崩しはやはり基礎・基本と型、基本組手・応用組手の上にある。これは日頃館長がよく云う処でもある。
空手の優れた一面はこの捌きや崩し、体重移動などの基礎・基本を独演型で学ぶことが出来る処にあると先達も伝えている。

0