昨日はサイ講習会&審判講習会とフルメニユーであった。
参加は室木支部長、波川支部長、三村支部長それに私の四名である。
サイは、基本中段突き〜両手構えで前蹴り・横蹴り・後ろ蹴り。続いて基本七挙動〜防御基礎型七挙動〜当身基礎突き。蹴りは敵のスネ・ヒザを蹴るため全て下段の蹴りで練習。小休止をはさみ、対棒の仮想標的への当てをそれぞれ上手・横手・下段払いの受けで練習をする。受けと反撃を一挙動で試みた。この面子であれば、そのままトンファでも棒でも居合でも、もちろん空手でもOKだ。
呼吸を整えてから相対稽古の開始。これは、私が木剣で正眼から面打ち、中段から水月突き、八双またはトンボから下段(ヒザの横筋)目がけて袈裟に切り降ろすのをそれぞれがサイで受け止めるる練習だ。仕手は左右連続の攻撃で、受けは下がりながらの二度受け。サイは対棒様に工夫された武器なので剣が仮想的ではないが、真剣味と実際のガッンという感触を学ぶためだ。こうなると、さすがに皆の目付きが変わってくる・・・ほぼ臨戦態勢の表情となった。
皆さすがに日々研鑚しているだけあってそれぞれの個性が際立っている。三村支部長は、仮想標的の同じ場所に全て正確に当てている。これには驚いた。波川支部長は、さすが元体操部、身のこなしがしなやかでサマになるのがとても早い。室木剣師は剣との見切りの感覚が素晴らしく、懐ギリギリで受け捌き切っている。最後は私の遠間から飛び込んでの木剣攻撃を全て捌いて頂いた。私も久々の木剣でのガチンコで当てる感触を練習させて頂いた。道友に感謝だ。
審判講習会は、ルールの改訂箇所、解釈の注意事項などを座学し、続いて実地。主審1、副審2、模擬試合はヌンチャク戦である。それぞれ交替に行ったが武器講習とはまた違った楽しさと真剣味があった。
室内稽古なので小ぶりの木剣を使ったが、さすがにガチンコの跡が・・・。非常に満足である(笑い)。昨夜はついでにもう一振りの柄と鞘に革を巻き付けた。

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