突然だが明日(5/19)、FM北海道に館長とチラッと出演?する。
80.4MHz 、Air-Gのスパイシー・フライデーという番組の「男をみがく」と云うコーナーらしい。ものの数十秒らしいのだが、リポーターに護身術を一手指南するという企画である。放送はライブで正午前後とのことだ。多分、狭義の護身ということだろう。
生兵法は大怪我のもと・・・と云うが、これはズバリ正解である。酔っ払って小突き合う程度なら、その後互いに笑ってビールでも飲めるが、はっきりと害意のある相手には中途半端な対応は厳禁である。結果オーライであってもこちらが刑事罰や民訴を受ける可能性大だ。また、示談に持ち込まれて後日大変な目に会う可能性も高い。
護身の第一義は害意のあるであろう相手に「近寄らない、近づけない、関わらない」である。なんとなく怪しい感じの人物(組織)、場所、時間帯や話は避けるのが良い。それでも避けられない場合は機先を制して戦端を開く。第一が脱出することが大切だ。決して相手にしてはいけない。まずは知略・謀略で避ける、脱出するが第一義である。その時の技術として武術を使う場合がある。しかし、その場に長居は禁物でヒット&アウェイ作戦に限る。
助けを呼ぶ場合は「火事だぁ〜」と大声で叫ぶ。雑居ビルであれば通路の火災報知ベルを押しても良い。「助けてぇ〜」と言って助かる確率は低いというのが常識だ。武術を使う場合の具体的な方法は諸般の事情でここでは公開できないので、希望の方は道場に入門されたい。
孫子も言っている「兵は国の大事なり・・・謀を巡らせ、よくよく熟慮せよ・・・戦わずして勝つことが最良の策であり、戦いて勝つるは最も悪しき事である」。しかし、止む終えず実力を行使する場合は、一命を賭す覚悟などではなく、一命を賭して事に当らなければならない。武術の稽古は常に己の生死を明らかにするためにこそ有る。この世に生を受けたるは当然死することであり、その一瞬一瞬の間尺を測りながら歩む事が生きると云う事だ。そうして、武道として心を磨くのだ。
私の場合、男を磨いているか否かは定かではないが、刀はいつも磨いている。一生に一度抜きつける事が有るか無いか、勿論、それは無いに越したことは無い。しごく当然、決まり切った話しである(笑い)。

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