どこからともなく良い香りが漂ってくる。金木犀が今日はことのほか良く薫り、あちらこちらで密やかに咲いている。
いつの間にか黄金色の小さな花を枝先にびっしりとつけ、いつの間にか地面を染めて落ちてしまう。とても気張らない自然体の花だなといつも思う。
我が家にも3本植栽してるのだが、ふんわりとした香りが漂ってきて初めて咲き出した事が判るほど、予告なしに咲き始める。
原産地中国では桂花という名だそうで、時々お茶に入っている。
また同じような花で白い花を付けるギンモクセイがあるというが、まだ見た事がない。ギンモクセイは排気ガスで汚れた空気の中では咲かないとの事で、しばらく前は「やっとギンモクセイに花が咲くようになった」という事がニュ−スになったほどだった。
もう一種ヒイラギモクセイという樹があるというが、こちらはモクセイとヒイラギの交雑種なのだそうである。


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