僕はプラス思考でありたいと思う人だった。
生きていく上でプラス思考であるほうがいいに決まっている。
そう思っていた。
最近思ったのは、それは頭の中で考えてなされていることだったってこと。
こんな失敗をしたけど、それはいい経験をしたって思おうって感じで、自分の中で処理していた。それが僕のプラス思考だった。
でもほんまにあるべき姿っていうのは、頭で考えて処理するのではなく、直感でマイナスよりもプラスのほうが勝って感じることなんやと思ったんです。
頭で処理するのでは、こう考えなあかんということで、自分を拘束することになってしまう。
でも直感でプラスに感じられることは、自然な自分でいられながらも前へ前へと向いて生きられる。
本当に直感からのプラス思考になるためには、失敗などのイヤなことをちっぽけなことやと笑える人としての大きさが大事。
また、そのイヤなことから付随して起こる嬉しいこと、プラスなことに、心から喜べる感性が大切なんやと思う。
イヤなことを気にしすぎずに、ちょっとしたいいことに大きな幸せを見出す。
これが素でできることが、ステキなプラス思考なんやと思ったのです。
最近、この感覚がもてているような気がします。
仕事がめっちゃしんどくて、余裕がないときに、家の扉を開けたときの太陽の光にすごい幸せを感じて、そう感じられることに感謝ができたり。
しんどい仕事のあとの休憩にこの上ない喜びを感じられたり。
雨が降って憂鬱やったんやけど、雨がやんだあとに、まだ桜が美しく咲き誇っている姿に感動できたり。
イヤなことがあっても、それ以上に幸せを感じていければいいのです。

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