7月21日(月)
今日から学校が始まる。
先生は遅刻してきたけど、なかなか教えるのはうまそうだ。
冗談がとても好きだそうで、家族と話をするかと聞くのではなく、常に家族と冗談を言い合うかと聞いてくる。
僕は、スペイン語の冗談をいうという言葉にほかに意味があるのかと勘違いしてしまいそうなところだった。
彼女にとっては、コミュニケーションをとるということは冗談をいうことと同じようなものらしい。
この学校は前の学校と比べて生徒は少なくてかなりいい感じだ。
前の学校では、休憩中は先生は先生で集まって、生徒は生徒同士で英語でしゃべっていて、しゃべれない僕には厳しかった。だけどこの学校は休憩中は生徒も先生も一緒に集まって、スペイン語だけで話す。
スペイン語をしゃべれない欧米人は苦痛そうだけど、ぼくにとってはとってもいい感じ。
家に帰って、お昼のスパゲティの味にホッとしてから、ハンモックに揺られていると、ひとりの欧米人がやって来た。
新しい生徒だよとお母さんが教えてくれたけど、一つの家にはひとりの生徒といっていた校長の話はどうなったんだろう。
続く

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