7月26日(土)
かねてから日本人の友達に薦められていたボートで1時間ほど行ったパナハッチェルという街にある日本人宿に行きたい思っていた。。
そとこには温泉がわいているらしく、家族が使っているふろに宿泊客は入れてもらえるらしい。
僕は午前中にカヤックと湖水浴で運動をして、昼食を家出食べて、旅立つデンマーク人に別れを告げてから、パナハッチェルへと向かった。
湖のモーターボートに乗るのは初めてだった。
ボートは湖の途中の街によりながらパナハッチェルへと向かった。
僕はこの時、アティトラン湖という湖の認識を新たにした。
僕は湖岸沿いの街にはサンペドロとサンフアンという街にしかいったことがなかった。
二つともきれいな街といえるものではないと思っていた。
だけど、ボートから眺められる湖の姿は僕のイメージとは違っていた。
外国人の別荘地のような街、コルビジェを連想させるような建物、民族衣装を着た現地の人々、美しい緑のライン、真っ青に晴れた空、水しぶきと風。
この湖は世界一美しい湖といわれているらしい。
僕はそれをひとつのキャッチコピーととらえていた。
でも、僕が知る中で一番美しい湖だと思うようになった。
それはビジュアルの問題ではない。
それが美しいということなんだと思う。
パナハッチェルに
いきたいと思っていたのにはもう一つ理由があった。
僕がグアテマラについた時にとても親切にアンティグアまでタクシーに相乗りしてくれたアメリカ人が店をしているといっていたので会いに行きたかったのだ。
僕は、ホテルについて宿の美しさに感動してから、もらっていた地図の記憶でアメリカ人の店まで行ってみた。
アメリカ人は店にはいない。
店の人に聞いてみると、ワシントンにいるそうだった。
僕はこれが運命なのだなと思った。
パナハッチェルの街にはあまり興味を持てない僕は宿へと戻った。
宿にはサンペドロで1週間同じ学校だった夫婦と、今アンティグアで勉強しているという女性が泊まっていた。
そして僕は一番安いドミトリーに泊まったのだけど、ドミトリーは僕ひとりだった。
日本人との情報交換をしたりしつつ、食事の時間が来た。
食事はマグロ丼である。
これももうひとつ勧められていた点だった。
そして食事のあとは温泉である。
幸せの極地というものを僕はこのバカンスで体験した。
暗くなってからも窓が開いていたようでホテルの中に小さな虫がたくさん入るというハプニングがあったのだけど、グアテマラの家庭での生活に慣れていた僕にはそんなことは全く問題ではなかった。
日本語の文字に餓えていた僕は、一冊の本をずっと読んでいた。
そして、あともう少しで読み終えるというところで、僕は眠ることにした。
そういえば、今日スペイン語のチェゲバラの本を買った。

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