6月23日(月)
英語が全然しゃべれない。
今日からホームステイが始まった。
朝、昨日の残りのパエリアをたべて、荷物をすべてもって学校へ行く。
授業が終わってから、ホームステイ先にいくのだけど、どこになるのか教えてもらっていなかった。
どきどきしながら連れていってもらうと、学校のオフィスから10段くらいの階段を下りたところが家だっ
た。
とてつもなく近い。
そして、一番心配していた昼食だが、鶏肉が出てきて全然おいしいし量もしっかりある。
これでひとまず安心である。
ステイ先は、旦那さんが僕の通っている学校の先生で、奥さんと子どもが3人にカナダ人の男性がひとりホームステイしている。
この子どもがめちゃくちゃかわいい。
そして、カナダ人がメチャメチャかっこよくていい人である。
いままで直にみた欧米人の中で一番かもしれないというくらいの男前である。
そして、どのようにいい人なのかというとご飯を食べ終わったあと、言わずにみんなが食べた食器を洗い出すのである。そんな気遣いを欧米人がするなんてぼくにはとても衝撃的だった。
そして、夕食のあとに、バーにいかないかと誘ってくれた。
僕はすぐに応じて、一緒ににバーに行くのだけどこのときに痛感するのである。
バーは欧米人でいっぱいだった。
最初にビールをごちそうしてもらって欧米人にまざって適当に飲んでいたんだけど、交わされる会話はすべて英語である。
僕にはほぼ聞き取れないし、英語をしゃべろうとしてもスペイン語の単語ばかり出てきて全然しゃべれない。
僕は英語よりスペイン語の方がはるかにしゃべれるようになっていた。
というより、英語が全然しゃべれないということを痛感したのである。
この街には、欧米人がたくさんいる。
僕はこの街で欧米人にもまれて、何とかある程度のコミュニケーションを英語で取れるようになりたいと思ったのであった。
そして、カナダ人はいい人だから、周りの人にスペイン語でしゃべろうといってくれるのである。
惚れてしまいそうなくらいのいい男なのである。
12時くらいになって僕は、学校のためにひとりで帰ったのだけど、こっちに来てから一番刺激的な夜だった気がする。

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