同い年の天才の話。
僕が直接知る人の中に、天才だと思う友達が一人いる。
初めて出会ったのが、高校生のとき。
そのときは変わってるなと思ってただけだった。
でも付き合いを深めていくうちに、こいつは人とはかなり離れたところにいる人だと思うようになった。
才能もあるのだろうけど、自分の興味をもつことへの力のかけ方が尋常でない。
そんな彼と、この前何年かぶりに会った。
やっぱり彼は変わらず、天才だった。
むしろ、年を経た分さらに進化していたかもしれない。
面と向かってはいえないのだけど、僕は彼を尊敬している。
彼のその言動が、僕もがんばろうと思わせてくれる。
この前会ったときも、彼はそんな刺激を僕にくれた。
僕は彼に会うとき、虚勢をはることなく、胸をはって会いたいと思う。
僕は僕で、彼に萎縮することなく、強い自分をもって彼と向かいたい。
そんな自分で生きていたい。
僕は天才と会ってそんなことを思った。

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