別れのあいさつ。
一番メジャーな別れのあいさつな気がする。
でも、普段の生活の中で僕はこの言葉をほとんど使わない。前にいつ使ったかの記憶もないくらいだ。
なんとなく、悲しい別れの響きを僕は感じる。
だから僕は使わないし、言われると寂しさを感じる。
といっても、最近言われた記憶もないのだけど。
でも、この言葉をよくみてみると、そういう悲しい別れの意味合いはないような気がする。
「さよう」は「そういうこと」っていう意味なんかなと思う。
やから、「さようなら」って言葉は「そういうことやったら、このへんで分かれましょか。」っていうのが省略されたんだと想像する。
「さらば」もきっと同じなんだろう。
そんな深い別れの意味は含んでないはずだ。
では、なぜ僕は「悲しい別れ」を感じるのか、そう感じるのは僕だけなのか。
僕はこう予想する。
僕は普段の別れのあいさつのときに、「さようなら」以外に他のいろんな言葉を使ってきた。
「じゃあね・またね・また明日・おつかれさまでした・またお願いします・失礼します」などなどである。
そして、僕のまわりの人も普段は「さようなら」という言葉を使わず、いろんな言葉を使い分けている。
そうして普段の生活の中で、使わず・聞かないことで「さようなら」という言葉は重々しい別れを連想させる言葉として、僕にイメージさせるようになったのではないだろうか。
たぶん、これは当たってると思う。
きっと言葉は、その人がその言葉と向き合ってきた環境によって、感じる意味合いが大きく変わってくるのだろう。
あなたにとって「さようなら」はどんな意味を持ちますか?

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