「サンキューの日」にちなんで…。
日本のモータリゼーションに大きな影響を与えた
「スバル360」から、
54年に渡って
軽自動車を生産してきた富士重工。
既に2年前から乗用の軽自動車は、
ダメハツ ダイハツのOEMとなっているが、
商用1BOX/軽トラの「サンバー」のみは生産を続けていた。
日本車唯一の「リヤエンジン・リヤドライブ」方式、
「4輪独立懸架」をスバル360時代から採用し、
「農道のポルシェ」とも云われてきた。
一般向け軽自動車では
唯一「4気筒エンジン」を、
軽1BOXでは
唯一「フルキャブ」方式を採用し、
軽トラックでは
唯一「過給機付きエンジン」が
選択できた。
しかし、不況の波に押され、
クソヨタ トヨタの完全子会社にまで
落ちぶれてしまったスバルは、
軽自動車が造れなくなり、ファンから惜しまれつつも
歴史に幕を閉じることとなった。
実質、レガシィ、インプレッサ、フォレスターの
3ナンバー3車種のみを製造する
特異なメーカーとなってしまったスバルは、
もう
二度と軽自動車は造れないだろう。
ましてやクソヨタとの共同開発「BRZ」「86」なんていう、
今どきの世の中には受け入れられないようなクルマを
造っているようでは、
倒産も目前だろう。
「さらば
サンバーよ」ではなく「さらば
スバルよ」
というタイトルにしたのは、こういった理由からだ。
スバリストとして応援したいところではあるが、
3ナンバーしか存在しないスバル車、
我々貧乏人としては、
インプレッサでさえ気軽に買えない。
とりあえず、
エンジンをトヨタからOEM供給してもらい、
車台と車体をスバルが開発して、
「ヴィッツ」や「パッソ」のような小型車を造れば、
もっと売れると思うのだが、
どうしてできないのだろう。
うちにもサンバーが2台あるが、
このサンバーが、
最後のサンバーとなってしまうわけだ。
分かっていたが、実際に
そのときが来てしまった今となると、
非常に寂しい限りである。
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