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2015/4/16

『チョコリエッタ』  映画道

『チョコリエッタ』

2014年日本映画 158分
脚本・監督・編集:風間志織
原作:大島真寿美  脚本:及川章太郎
撮影:石井勲  美術:丸尾知行  音楽:鈴木治行
主題歌:森川葵「JUMP」
出演:森川葵(チョコリエッタ・宮永知世子)、菅田将暉(正岡正宗)、市川実和子(宮永香世子)、村上淳(宮永周一)、須藤温子(知世子の従姉・宮永霧湖)、中村敦夫(正宗の祖父・爺さま)、地曵豪(辻さん)、岡山天音(映画部部長・三橋智)、三浦透子(映画部・ユキ先輩)、クノ真季子(向日葵畑の女)、渋川清彦(森の住人)、宮川一朗太(映画部顧問・岡見)


   


知世子をチョコリエッタと呼んだのは母親だった。兄弟のように育った愛犬ジュリエッタとチョコリエッタ。知世子が5歳のとき、母親が交通事故で亡くなった。それ以来、ジュリエッタだけがいつも心の支えだった。けれどそのジュリエッタも知世子が16歳になったときに死んでしまう。知世子はジュリエッタと同じくらい短く髪を切り、犬になろうとする。そのくらいジュリエッタのいない世界はくだらなくて退屈だったのだ。進路調査に「犬になりたい」と書いて担任から呼び出しをくらった日、知世子は映画研究部の部室を訪れた。母が好きだった映画フェデリコ・フェリーニの『道』を見ればジュリエッタに会えるような気がしたのだ。しかし、そのビデオテープは部室には無く、昨年卒業した正宗先輩の私物だったと知る。再会した浪人中の正宗は自室で、自分で撮った映像の編集をしていた。「目指すは永久浪人」と冷ややかに笑う。「先輩、死にたいって思ったことはある?」知世子の問いに「殺したいと思ったことならある」と答える正宗。そんな正宗の衝動を止め支えてくれたのは祖父だった。正宗をバイクの後ろに乗せて旅に出て、知らない土地の知らない人々を見せて回った。映画を正宗に教えたのも祖父だった。その祖父も既に他界している。正宗は知世子に「俺の映画に出ないか」と言う。知世子は仏頂面の不機嫌な顔をカメラに向けながら、自分たちにかけられた呪いについて嘯く。「先輩にはお爺さんの呪い、私には犬の呪いがかかっているってわけ。」フェリーニの『道』のザンパーノとジェルソミーナのように、バイクに乗ってふたりの撮影旅行が始まる。街を走り、山を走り、海に出る。喧嘩、事故、初めてのホテル。旅は二人に何をもたらすのか――。【公式サイトより】

風間志織監督、『せかいのおわり』以来となる実に10年ぶりの新作。

元々フェリーニ監督の『道』は好きな作品なので、それがモチーフになっているだけでも嬉しくなってくる。劇中でも知世子と正宗が『道』を観るシーンがあるが、実際の映像は使用許可を取るのが難しかったため、忠実に再現したものだとか。その点一つとってもフェリーに監督に対する敬意が感じられる。
劇中、映画部部長が「映画は不滅だ」というようなことを言うが、フェリーニ監督もアンソニー・クインさんもジュリエッタ・マシーナさんも既にこの世の人ではないが、こうやって今も影響を与え続けている。
最後にはフェリーニ監督への謝辞が表示されるが、風間監督も知世子のように映画に救われた一人なのかも知れないなぁ。

原作者の大島真寿美さんが名古屋出身・在住ということもあってか、愛知や三重で撮影。知世子たちが通う高校は名古屋市にある昭和高校が使われているが、偶然にも大島さんの母校だったとか。
最近、色々な作品で見かける森川葵さんは本作では坊主頭でまたまた違う印象。
エンディングの「JUMP」が気だるくていい感じ(笑)。


★★1/2

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