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2006/9/26

『キンキーブーツ』  映画道

『キンキーブーツ』
Kinky Boots

2005年アメリカ・イギリス映画 107分
監督:ジュリアン・ジャロルド
脚本:ジェフ・ディーン、ティム・ファース
出演:ジョール・エドガートン(チャーリー・プライス)、キウェテル・イジョフォー(ローラ/サイモン)、サラ=ジェーン・ポッツ(ローレン)、ジェミマ・ルーパー(チャーリーの婚約者ニコラ)、ニック・フロスト(ドン)、リンダ・バセット(メル)、ユアン・フーパー(ジョージ)、ロバート・パフ(父ハロルド・プライス)、ジェフリー・ストリートフィールド(リチャード・ベイリー)




イギリス・ノーサンプトン。父親から靴の美しさについて教えられて育ったチャーリーは、転勤になった婚約者のニコラとともにロンドンに引っ越す。それも束の間、チャーリーのもとに父親が突然亡くなったという報せが届く。急いでノーサンプトンに戻ったチャーリーは父親が経営していた靴工場を継ぐこととなるが、在庫の山を抱えて倒産寸前の状態だった。ロンドンで取引先を回っていたチャーリーは、ドラッグクイーンのローラに出逢う。その後、工場で働いていた15人の職人にクビを言い渡したチャーリーは、その中の一人、ローレンの一言がきっかけでドラッグクイーンが履くキンキーブーツの製作を思いつき、ローラに協力を依頼する。やがてミラノの国際見本市を目標にして、保守的なノーサンプトンの地でブーツ作りが始まる。

うーん、素材はいいのだけど、調理法をちょっと間違えちゃったかなという感じ。
『カレンダー・ガールズ』がよかったし、予告篇も面白そうだったのだけど…。

『カレンダー・ガールズ』同様、実話を基にしているが、恐らく後半の展開はほとんどフィクションだろう。
特に強い違和感を覚えたのが、ミラノ行きの前日、レストランでのローラとのやり取り。
それまでローラに理解があったチャーリーがなぜ急に彼(女?)を否定するような物言いをするのか説得力がない。いくらニコラがリチャードと浮気しているのが分かったからと言って、およそそれまでのチャーリーの言動からはかけ離れすぎている。
恐らくこれはチャーリーにキンキーブーツをはかせた格好でステージに立たせたかったがタメの展開なのだろうが、あまりに稚拙。
しかもローレンとくっつくだなんて、あっさりニコラを諦めて身代わりの早いことで。
どこまで事実に基づいているか知らないが、すべて事実通りだとしても、観客にワザとらしさを感じさせた時点でダメ。

あと、肝心の靴という小道具を活かしきれていないのも惜しい。
『イン・ハー・シューズ』ではないが、自分に合った靴というのは自分らしさの象徴でもある。
もう少しそのあたり、自分の靴を手に入れていく過程とローラの内面の変化を重ね合わせて描いて欲しかった。
ローラ役のキウェテル・イジョフォーさんは頑張っていたのだけど。


★★1/2
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