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2012/11/26

『声をかくす人』  映画道

『声をかくす人』
THE CONSPIRATOR

2010年アメリカ映画 122分
監督・製作:ロバート・レッドフォード
原案・脚本:ジェームズ・ソロモン  原案:グレゴリー・バーンスタイン
撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル  編集:クレイグ・マッケイ
美術:カリーナ・イワノフ  衣裳:ルイーズ・フログリー
音楽:マーク・アイシャム
出演:ジェームズ・マカヴォイ(フレデリック・エイキン)、ロビン・ライト(メアリー・サラット)、ケヴィン・クライン(エドウィン・M・スタントン陸軍長官)、エヴァン・レイチェル・ウッド(アンナ・サラット)、トム・ウィルキンソン(リヴァディ・ジョンソン上院議員)、ジャスティン・ロング(フレディの友人ニコラス・ベイカー)、ダニー・ヒューストン(検察ジョゼフ・ホルト総監)、ジェームズ・バッジ・デール(ウィリアム・ハミルトン)、コルム・ミーニー(軍法会議デイヴィッド・ハンター委員長)、アレクシス・ブレデル(フレディの恋人サラ・ウェストン)、ジョニー・シモンズ(ジョン・サラット)、トビー・ケベル(役者ジョン・ウィルクス・ブース)、ジョナサン・グロフ(証人ルイス・ウェイクマン)、スティーヴン・ルート(同ジョン・ロイド)、ジョン・カラム(ワイリー判事)、ノーマン・リーダス(犯人一味ルイス・ペイン)、ジョン・マイケル・ウェザリー(同ジョージ・アツェロット)、マーカス・ヘスター(同デイヴィッド・ヘロルド)、ジェラルド・ベストロム(エイブラハム・リンカーン)、マーシェル・カニー(妻メアリー・トッド・リンカーン)


  


一発の銃弾が、ひとつになろうとしていたアメリカを、再び引き裂いた。1865年、米国史上最大の死者を出した南北戦争の終結直後、 新しい国の象徴だったリンカーン大統領が、南軍の残党に暗殺されたのだ。有名な俳優だった主犯のジョン・ウィルクス・ブースは逃亡中に射殺され、共犯者8人が次々と逮捕される。世間を驚かせたのは、その中に女性がいたこと。彼女の名はメアリー・サラット。南部出身で、夫を亡くした後、二人の子どもを育てるために下宿屋を営んでいた。フレデリック・エイキンは、元司法長官のジョンソン上院議員から彼女の弁護を頼まれる。元北軍大尉で英雄と称えられるフレデリックは、大多数の北部の人々と同じく、犯人に怒りと憎しみを抱いていたが、「彼女には弁護を受ける権利がある」と主張するジョンソン議員に強引に押し切られる。被告たちは民間人でありながら、陸軍省が仕切る軍法会議にかけられた。スタントン陸軍長官は、配下の北軍将校9人を判事に選んだ。委員長はリンカーンの棺を担いだデイヴィッド・ハンター。さらに、スタントンが最も信頼するホルト総監が検事となる。スタントンは、国を建て直すために、暗殺に関わった全員を容赦なく裁くつもりなのだ。サラットの容疑は、犯人グループに下宿屋をアジトとして提供したこと。だが、第1回の公判で、彼女は毅然と「私は無実です」と主張する。サラットに対する世間の怒りは激しさを増し、フレデリックは二人の親友と恋人のサラから、弁護を断るよう説得される。しかし、審理が進むにつれ検察側の強引な手法が目立ち、弁護士として憤りを感じ始めていたフレデリックは、ふと気づく。サラットが大きな秘密を隠していることに。そして、その秘密のためなら、自らの命も差し出すつもりだということに。だから、彼女はあえて声をあげないのだ。サラットの無実を信じ始めたフレデリックが、政府に突きつけた真実とは─?【公式サイトより】

ロバート・レッドフォード監督が、アメリカで史上初めて死刑に処せられた女性となったメアリー・サラットを巡る真相を描く。

リンカーン大統領暗殺の犯人が役者だったということぐらいは知っていたが、その他にも共謀者(conspirator=原題)がいて、その内の一人が女性ということなどまったく知らなかった。
このメアリー・サラットなる女性が本当に無実だったのか、あるいは共謀していたのかは明明白白たる証拠があるわけではないだろう(この映画を観た人の大半は無実だと思うんだろうけど、それはあくまで一つの解釈であることを忘れてはいけない)。だが、当時の南北戦争で疲弊しきった時代の空気の中で、こういったことが行われていたとしても不思議ではないと思わせる説得力に満ちている。

民間人が軍法会議にかけられるのも異例だが、その会議自体もスタントン陸軍長官が黒幕となり、判事の顔ぶれからしても最初から結論ありきのもの。メアリーを弁護するフレデリック(フレディ)の奮闘も空しく、証人は証言を覆し、何とか人身保護令が発令されたものの、大統領令によって死刑が執行されることとなる。
多くは語らないが、無実を訴え続けたメアリー・サラットは、その決定を粛粛と受け容れ、死刑台へと向かう。その時の毅然とした表情、特に力強い眼差しが実に印象的。


★★★

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