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2011/8/27

『狂乱の大地』  映画道

『狂乱の大地』
TERRA EM TRANSE

1967年ブラジル映画 107分
脚本・監督・製作:グラウベル・ローシャ
撮影:ルイス・カルロス・バレット  美術:パルロ・ジル・ソアレス
編集:エデュアルド・エスコレル
出演:ジャルデル・フィーリョ(パウロ・マルティンス)、パウロ・オトラン(ポルフィリオ・ディアス)、ジョゼ・ルゴイ(フェリペ・ヴィエイラ)、グラウセ・ホーシャ(サラ)、パウロ・グラシンド(ドン・フリオ・フエンテス)、ウーゴ・カルヴァナ(アルヴァロ)、ダヌーザ・レオン(シルヴィア)、ジョフレ・ソアレス(ジル神父)


   


架空の共和国エル・ドラド。理想に燃えたジャーナリストにして詩人のパウロ・マルティンスは、保守政治家ポルフィリオ・ディアスに目をかけられていた。しかし、地方に行き、活動家サラと出会う。サラと意気投合したパウロは、民衆に人気のある進歩派議員フェリペ・ヴィエイラを、貧困と不正義を変革する新しいリーダーとして知事に押し上げる。しかし、選挙に勝ったヴィエイラは、これまでのしがらみにとらわれ、何一つ変革することができなかった。失望したパウロは首都に戻ると、国内一の企業家フリオ・フエンテスに近づく。しかし大統領選が近づくと、フエンテスはパウロを裏切る。パウロは武装闘争に立つため、再びヴィエイラと組む。【「キネマ旬報映画データベース」より】

カンヌ国際映画祭ルイス・ブニュエル賞、国際映画批評家連盟賞受賞作。
《グラウベル・ローシャ ベストセレクション》の1本として日本初公開。

これまたちょっと今までに観たことがないタイプの映画。
印象を一言で言えば「混沌」なのだが、作品自体はまとまっているという不思議さ。これはひとえにグラウベル・ローシャ監督の力量の賜物だろう。

本作の舞台はエル・ドラドという架空の国だが、政治家の争いはどこも似たようなもので、日本の政治家が何かというと選挙のことばかり口にするのを思い出してしまった。もちろん、選挙に勝たなければ自分たちの政策を実現することが難しくなるわけだが、どうにもそれが目標になってしまっている。
いくら理想を掲げていても、結局のところは地元の有力者だったりに頼らざるを得ず、自分たちの利益が最優先される。そしてその争いに踊らされる民衆の愚かさといったものも描き出されていた。


★★★

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