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2011/5/28

テラ・インコグニタ『十人姉妹〜1℃も逝ったこと、ない〜』  演劇道

テラ・インコグニタ take:05
『十人姉妹〜1℃も逝ったこと、ない〜』


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2011年5月27日(金)〜29日(日)
名古屋市港文化小劇場
前売:2,300円  当日:2,500円

作・演出・舞台美術:塚田泰一郎
舞台監督:柴田頼克(電光石火一発座)
照明プラン:村瀬満佐夫(劇団翔航群)  照明操作:水谷悦子(フリー)
音響操作:谷本英一(オレンヂスタ)  イラスト:柚木昌幸(mooncalf)

出演:スズキナコ[avec・ビーズ](ひとえ)、松尾有香[KOP](ふたば)、佐東えり[煉獄猿](みー)、小川麻美[眼鏡倶楽部](しほ)、佐々木和代[劇団翔航群/劇団アルクシアター](いつか)、西尾知里(むつみ)、ニノキノコスター[オレンヂスタ](なな)、空沢しんか[フリー](はっち)、伊藤ゆい[フリー](こころ)、鈴木亜由子[ザ・シャカリキ](とーこ)、渡辺真輔(男)


父親が死んで1年後、今では取り壊されて更地となった家に十人姉妹が集まる。最後まで父親の看護をしていたのは四女のしほで、末っ子の高校生とーことともに今では近くの家を借りて暮らしていた。裏口がどこにあったかを議論したり、服装をめぐって八女のはっちが姉たちに呆れていたりしていると、20年前に家を出て行ったきり行方不明となっていた長女のひとえが次女ふたばに連れられてやってくる。とーこはひとえが出て行った後に生まれており、こうして十人が揃うのは初めてのことだった。優しくて娘たちのことを可愛がってくれた父親だったが、どうしても男の子が欲しくて子供を作り続けた。薬のせいで九女のこころは死産。その後、薬を飲まなくなったせいで母親はとーこを産んだ後に亡くなってしまった。しほが託された遺言には、父親の遺骨を十等分して分けるように書かれていたが、受け取りを拒否する者もいて、母親と同じ墓に入れるのも嫌がっていた。その後、姉たちがトイレや煙草に行っている間、とーこが一人で留守番をしていると見知らぬ男がやってくる。父親の浮気相手が隠れて産み育てた息子だと名乗る男に対し、とーこは突発的な行動に出る。戻ってきた姉たちは男を地面に埋めることにする。

金・土のみ港文化小劇場芸術公演。
日はテラ・インコグニタ自主公演。
なんじゃそら。

本来は300人のキャパの会場だが、今回は舞台上に特設舞台を設置し、客席は向かい合わせ。更地を仕切るブロックが周囲にあり、姉妹たちの手によってそこに彼岸花に見立てた風車(かざぐるま)が差し込まれる。

父親が男の子を諦めていれば母親は死なずに済んだ。
だけど、その代わり自分たちは生まれていなかった。
特にとーこは父親が浮気相手に息子が生まれたことを知っていれば、間違いなく自分は存在しなかった。そんな思いが彼女を間違った方向へ突き動かしてしまうわけだが、自分たちがハズレだったという共通の思いを持つ姉たちは決して末妹を責めることはない。

最後は本来客席がある方の幕が取り払われて一面の風車。
こういうビジュアルを活かした演出は塚田さんお得意のところ。
上演時間は約75分。短いのはいいけど、もう少し掘り下げて欲しかった。

キャストは名古屋小劇場女優カタログの趣。
正直、知っていたのはスズキナコさん、西尾知里さん、空沢しんかさんの3人ぐらい。オレンヂスタのニノキノコスターさんは作・演出として名前は知っていたが、役者としては初めて。というか女性だったのね。
お目当ての空沢しんかさんもよかったけど、とーこ役の鈴木亜由子さんが可愛かった。セーラー服+ポニーテールによって3割増しになっているかも知れないけど(笑)。

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