芦川いづみさんデビュー65周年記念 DVD10タイトル発売!

2011/5/26

『告発のとき』  映画道

『告発のとき』
IN THE VALLEY OF ELAH

2007年アメリカ映画 122分
原案・脚本・監督・製作:ポール・ハギス
原案:マーク・ボール
撮影:ロジャー・ディーキンズ  編集:ジョー・フランシス
美術:ローレンス・ベネット  衣裳:リサ・ジェンセン
音楽:マーク・アイシャム
出演:トミー・リー・ジョーンズ(ハンク・ディアフィールド)、シャーリーズ・セロン(エミリー・サンダーズ刑事)、ジェイソン・パトリック(カークランダー警部補)、スーザン・サランドン(ジョアン・ディアフィールド)、ジェームズ・フランコ(ダン・カーネリー大佐)、バリー・コービン(元軍警察アーノルド・ビックマン)、ジョシュ・ブローリン(ブシュワルド署長)、フランシス・フィッシャー(トップレスバー・エヴィ)、ウェス・チャタム(スティーヴ・ペニング伍長)、ジェイク・マクラフリン(ゴードン・ボナー特技兵)、メカッド・ブルックス(エニス・ロング特技兵)、ジョナサン・タッカー(マイク・ディアフィールド特技兵)、ヴィクター・ウルフ(ロバート・オーティーズ兵卒)、ウェイン・デュヴァル(ヌージャント刑事)、ブレント・ブリスコー(ホッジ刑事)、グレッグ・セラーノ(マニー・ヌーニェズ刑事)、ブレント・セクストン(バーク警部補)、デヴィン・ブロシュー(デイヴィッド・サンダーズ)、ゾー・カザン(犬殺し男の妻アンジー)、グレン・ターラント(ウェイン刑事)、ジェニファー・シーベル(警察署職員ジョディー)、ジョセフ・ベルトット(学校の用務員)、リック・ゴンザレス(携帯電話技師ゲイブリエル)


   


2004年11月1日。ハンク・ディアフィールドは、息子で軍人のマイクが軍から姿を消したという知らせを受ける。ハンクは元軍人警官で、マイクの兄も軍人。そんな軍人一家で育った息子が無許可離脱などするわけがないと、ハンクは不審に思う。そして妻ジョアンを残し、マイクが帰還したはずのフォート・ラッドへ向かう。帰国したマイクと同じ隊の仲間、ペニング、ロング、オーティス、ポナーは、皆マイクの行方を知らなかった。地元警察の女刑事エミリー・サンダーズがハンクに協力しマイクの捜索をしていた矢先に、マイクの焼死体が発見される。2人は真相を探ろうとするが殺害現場が軍の管轄内だったため、事件は警察の捜査から手を離れてしまう。しかしエミリーの助けで、ハンクは死体が遺棄された場所に向かう。そこで彼は、殺害現場は軍の管轄である基地の敷地外だと見抜く。ハンクが真実を解き明かすにつれ、息子の心の闇が明らかになっていく。そしてそれは、ハンクがこれまで信じてきた世界を覆すことになったのだった……。【「キネマ旬報映画データベース」より】

実話を基にしたポール・ハギス監督作品。

原題にある「エラの谷」というのは『旧約聖書』に出てくる地名で、羊飼いの少年ダビデがペリシテ人の巨人ゴリアテを投石器で倒した場所。ディアフィールドはサンダーズの息子デイヴィッドに名前の由来となったダビデの話をする(彼自身の戦死した長男の名前もデイヴィッド)。

ここでのダビデはもちろんアメリカ人、より正確に言えばアメリカ軍の兵士。
そしてゴリアテはイラク…ではなく戦争そのものだろう。
アメリカという国自体は強くても、戦争に参加する個人個人は弱き存在。
ディアフィールドの息子マイクばかりでなく、ペニング、ボナー、ロング、オーティーズのいずれもが戦争の犠牲者だと言える。

印象的なのが、ディアフィールドが基地に向かう際、逆様に掲げられた星条旗を直すシーン。彼はエルサルバドル出身だという学校の用務員に対し、逆様に掲げられた国旗は救難信号を表し、もうどうにもならない、助けてくれというメッセージだと教える。
そしてラストになり、ことの真相を知ったディアフィールドはその学校に戻り、星条旗を逆様に掲げ、降ろさないようにガムテープで紐を固定する。しかもその旗は星が48個(アラスカ州、ハワイ州はまだなかった)で、第二次世界大戦時のもの。
つまりディアフィールドは、その当時から既にアメリカが危機的な状況にあったということを訴えたかったのだろう。それまで国のために戦ってきただけに、彼の失望は果てしなく大きい。

トミー・リー・ジョーンズさん扮する主人公はクリント・イーストウッドさんが演じそうな役だなぁと思っていたら、実際、最初はイーストウッドさんの下に話が持ち込まれ、オファーは断ったものの脚本は気に入ったため、友人のトミー・リー・ジョーンズさんのところに話を持っていったとのこと。
『ノーカントリー』と言い、本作と言い、古きよきアメリカを体現するような人物を演じているけど、本当は宇宙人なんだよね、この人(笑)。

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ