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2011/5/2

『キッズ・オールライト』  映画道

『キッズ・オールライト』
THE KIDS ARE ALL RIGHT

2010年アメリカ映画 107分
脚本・監督:リサ・チョロデンコ
脚本:スチュアート・ブルムバーグ
撮影:イゴール・ジャデュー=リロ  編集:ジェフリー・M・ワーナー
美術:ジュリー・バーゴフ  衣裳:メアリー・クレア・ハンナン
音楽:カーター・バーウェル
出演:アネット・ベニング(ニック・オールグッド)、ジュリアン・ムーア(ジュールズ・オールグッド)、マーク・ラファロ(ポール・ハットフィールド)、ミア・ワシコウスカ(ジョニ・オールグッド)、ジョシュ・ハッチャーソン(レイザー・オールグッド)、ヤヤ・ダコスタ(ポールの恋人タニヤ)、エディ・ハッセル(レイザーの友人クレイ)、クナル・シャーマ(ジョニの友人ジャイ)、ゾーシャ・マメット(同シャサ)、ホアキン・ガリード(庭師ルイス・ラミレス)、レベッカ・ローレンス(農場ボランティア・ブルック)、リサ・アイズナー(ニックとジュールズの友人ステラ・ラーソン)、エリック・アイズナー(同ジョール・ラーソン)、サーシャ・スピルバーグ(ジャイと話す少女)、ジェームズ・マクドナルド(クレイの父)


   


医療機関で働くニックは急患で運ばれてきたジュールズと知り合って結婚し、18歳の娘ジョニと15歳の息子レーザーの4人で郊外にある一軒家で暮している。ジョニは大学に進学し家を出ることになっているため、この夏は家族だけで過ごす最後の夏になる。友達とスケボーで遊ぶことしか興味がないようなレーザーも多感な時期を迎え、ちょっと変わった我が家の事情と自分の出生の秘密が気になっている。18歳になり、出生の秘密を知る権利を得たジョニに「生物学上の父親を知りたくない?」と持ちかける。ジョニは「ママたちはいい気がしないでしょ」とたしなめるが、かつて精子を寄付した"製造元"の存在が気になってきた。初めて会った生物学上の父親ポールは人気レストランのオーナーで気楽な生活を営む独身男性。気さくなポールにジョニは気を許すが、レーザーは少し複雑な思いを抱いたようだった。「まあ、いいんじゃない?」とポールを評するレーザーに、「あんたが探したいって言い出したんでしょ!」とおもしろくないジョニ。子供たちがポールと会っていることを知ったニックとジュールズは、家庭の和が乱されるような気分になっていた。ことが大きくなる前にと、ポールを家に招いて食事会を開く。そこでも持ち前の明るさと気軽さで家族にすんなり溶け込んで行くポールを、ニックは複雑な思いで見つめていた。一方、仕事が定着しなかったジュールズは最近造園業を始め、ポールの自宅の庭を改造する仕事をオファーされる。ポールの家に通い始めたジュールズは、男性らしい魅力に溢れたポールと過ちを犯してしまう。仕事もできてしっかり者のニックとの関係は落ち着いていたけれど、どこか物足りなさや彼女に対する焦りを感じていたのかもしれない。突然一家に入り込んできたポールに、ニックは気を揉んでいた。いままで彼女が補って来た"父親"が現れ、家族を乗っ取られてしまうような怖れを感じていたからだ。ジョニが家を離れる日が近づき、ポールは家族をディナーに誘う。そこで、ともに学生時代にジョニ・ミッチェルに入れ込んでいたことを知り、意気投合するポールとニック。いい関係が築かれ始めていたときに、ポールのバスルームに落ちていたジュールズの髪の毛を発見してしまう。女の勘が働いたニックはバスルームだけでなく、ベッドルームでもジュールズの髪の毛を発見。ジュールズとポールの浮気を確信し、深く傷ついてしまう。ジョニが大学の寮へ引っ越す日がやってきた。ニックとジュールズは車を運転し、ジョニを大学まで送る。別れのとき、しっかりと抱きしめ合う3人と、温かく見つめるレーザー。それは、紛れもない家族の姿だった。【公式サイトより】

ゴールデン・グローブ作品賞、主演女優賞(アネット・ベニング)受賞作品。

従来の家族の定義からしてみれば、この映画に登場するオールグッド一家は確かにいびつかも知れない。しかし、「親はなくとも子は育つ」と言うぐらいだから、父親がいなくて母親が2人でも何ら問題はないだろう。逆に遺伝子上の父親であるポールが現れたことにより、一家の中にさざ波が立ち、かき乱されていく。
一番面白くないのはそれまで父親的役割を果たしてきたニック。家庭内で禁止しているバイクでジョニを家まで送ってきたポールに対し、「意見をするのは18年間子育てしてからにして」と言い放つニックにはそれまで家族を築き上げてきたという自負が感じられる。いったんはジョニ・ミッチェルの話題で心を許しそうになるも、結局、ポールは《侵略者》でしかなかった。
単に精子を提供しただけでは父親になる資格は得られない。これはノーマルな家庭においても当てはまることかも知れない。

ただ設定としてちょっと疑問だったのが、男役のニックが先に子供を産んで、その3年後にジュールズが産んでいるという点。レスビアンのカップルの実態に詳しいわけではないので、実際にニックとジュールズのようなケースがあるのかも知れないが、普通ならジュールズが2人とも産めばいいのにと思ってしまう。その辺は平等に分担するということなんだろうか。
あと、わざわざ同じ男性の精子を使ったのは生まれてくる子供が一応は兄弟になるようにという配慮?

アネット・ベニングさんとジュリアン・ムーアさんがゲイカップルというのは絶妙のキャスティング。マーク・ラファロさんもいかにも男くさい感じが出ていてよかった。


★★★

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2011/5/8  21:15

 

「キッズ・オールライト」★★★☆
アネット・ベニング 、ジュリアン・ムーア、
マーク・ラファロ、ミア・ワシコウスカ、
ジョシュ・ハッチャーソン、ヤヤ・ダコスタ出演

リサ・チョロデンコ監督、
107分、2011年4月29公開
2010,アメリカ,ショウゲート
(原作:原題:THE KI 



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