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2009/10/26

『ココ・アヴァン・シャネル』  映画道

『ココ・アヴァン・シャネル』
COCO AVANT CHANEL

2009年フランス映画 110分
脚本・監督:アンヌ・フォンテーヌ
脚本:カミーユ・フォンテーヌ  原作:エドモンド・シャルル=ルー
脚本協力:ジャック・フィエスキ
撮影:クリストフ・ボーカルヌ  衣装デザイン:カトリーヌ・ルテリエ
編集:リュック・バルニエ  音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:オドレイ・トトゥ(ガブリエル・“ココ”・シャネル)、ブノワ・ポールヴールド(エティエンヌ・バルサン)、アレッサンドロ・ニヴォラ(アーサー・ボーイ・カペル)、マリー・ジラン(アドリアンヌ・シャネル)、エマニュエル・ドゥヴォス(エミリエンヌ・ダランソン)、レジ・ロワイエ(騎手アレック)、エティエンヌ・バルトロミュー(バルサンの給仕長)、ヤン・デュファ(モーリス・ドゥ・ネクソン)、ファビアン・ベア(ブティック店主)、レシュ・レボヴィッチ(馬丁ジャン)、ジャン=イヴ・シャトゥレ(ナイトクラブ経営者)、リサ・コーエン(10歳のガブリエル・シャネル)、イネス・ベッサラム(12歳のアドリアンヌ・シャネル)





まだ小さな少女、ガブリエル・シャネルは、フランスの田舎にある孤児院に姉と一緒に入れられ、毎週日曜、決して来ることのない父親の迎えをひたすら待ち続けた。その後、彼女はナイトクラブの歌手となり、酔った兵士相手にか細い声で歌い、その一方で、慎ましいお針子として田舎の仕立屋の奥でスカートのすそを縫う日々を送っていた。ある日、将校のエティエンヌ・バルザンと出会ったガブリエルは彼の愛人となるが、その生活は退廃的で退屈なだけであった。そんな中、彼女は突然恋に落ちる。相手はイギリス人実業家のボーイ・カペル。その想いに報いてくれた彼だったが、結婚は叶わず、ガブリエルは自分が生涯、誰の妻にもならないことを悟るのであった。自分が生きる時代のしきたりを息苦しく感じていた彼女は、男性たちの服を身にまとってみせる。ガブリエルは、ファッションを通して女性を解放、世界中を魅了し、やがて伝説のファッション・デザイナー、ココ・シャネルとなるのであった。【「キネマ旬報データベース」より】

オドレイ・トトゥさんがココ・シャネルの若き日を演じた伝記映画。

シャネルの本場フランス製作の映画というだけあって、先般劇場公開された『ココ・シャネル』よりはマシだろうと思っていたのだが……ものの見事に期待は裏切られた。
なんせ「芸者=奴隷」という認識を持っている作り手ではねぇ。
当時の男社会の中で束縛された女性の象徴として芸者を持ち出したのかも知れないし、日本人の中でもそういう認識を持っている人はいるかも知れないが、この時点でお里が知れてしまった。
また、ボーイ・カペルがシャネルの服を脱がせながら「脱がせやすい服だ」と言う台詞も本当に女性が脚本を書いたのかと首を傾げてしまう。シャネルが女性のための新しい服装をデザインしたのは、男たちが脱がせやすいようにするためでは絶対にないはず。そんな無神経な発言にシャネルが何も言わないのも不思議。

世界的デザイナーの若き日に焦点が当てられているのはいいが、これではそこらへんの恋愛ドラマと大差なく、ヒロインがシャネルである必然性がどこにもない。
これでまだシャネルを演じるオドレイ・トトゥさんに魅力があればいいのだが、『アメリ』での輝きはどこへやら。まったく精彩を欠いていて、これが最大の期待外れの点だった。


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