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2009/7/31

ショートストーリーなごや  映画道

ショートストーリーなごや

「カヲリの椅子」
2009年日本映画 24分
監督・編集:横山善太  原作:植田和子
脚本・撮影:武井彩乃  音楽:高山英丈
出演:水谷環(カヲリ)、おぐりまさこ(広岡)、中村須磨子(富子)、高木公介(カヲリの息子・吉巳)、岩崎彩(若い介護職員)、杉山彦々(理容師)、佐久間孝子(分家の妻)、岩崎久央(分家の夫)

「街灯りの向こうに」
2009年日本映画 18分
脚本・監督:山本亜希  原作:青山美智子
脚本:Vincent Monceau(ヴァンサン・モンソー)
出演:中村優子(ゆかこ)、奥田瑛二(ゆかこの父)、Vincent Giry[ジリ・ヴァンソン](ジャン=フィリップ)、川角茉凜(8才のゆかこ)

「熊の神」
2009年日本映画 30分
脚本・監督:山本亜希  原作:田島正博
脚本:Vincent Monceau(ヴァンサン・モンソー)
出演:藤田陽子(みゆき)、渡辺一志(隊長)、山口美也子(みゆきの母)、岸建太朗(部下)、奥田瑛二(熊の声)、河瀨直美(ナレーター)





<名古屋シネマ・フェスティバル2009>にて鑑賞。入場無料。
名古屋を舞台とするショートストーリーを募集する「第1回ショートストーリーなごや」の大賞と佳作を受賞した作品を映像化したもので、監督も一般から公募された。


■「カヲリの椅子」
円頓寺(えんどうじ)商店街にある老人たちが暮らすグループホームに、息子に連れられたカヲリがやってくる。先輩入居者の富子に怒鳴られながらも、介護職員の広岡の助けでカヲリはホームでの暮らしに慣れていく。ある日、広岡とともにホームに残ったカヲリは、息子が働く名古屋駅のツインタワーを見ながら、この商店街にも華やいだ時があったとつぶやく。

こういう題材はもっと素直に撮るべき。
やたらとカット割りが多く、見ていて疲れる。
例えば、広岡が窓から出かけていく入居者たちに声をかけるシーン。「いってらっしゃーい」と言った後、同じアングルで少し寄って「気をつけてねー」と言うのだが、わざわざカットを変える必要がまったく感じられない。それどころか流れが止まってしまってむしろ逆効果だと思うのだが。


■「街灯りの向こうに」
フランス人のジャン=フィリップとの結婚を控えたゆかこは、名古屋に帰省する。いつもの場所でゆかこを待っていたのは母親ではなく、普段は交流のない父親だった。結婚前に親孝行するようにと言う母親の作戦だった。父親はゆかこをテレビ塔に誘い、小さい頃の思い出話を始める。テレビ塔の展望台に上ると、夕日が沈みかけていた。

こちらも冒頭の恋人とのシーンは二分割にしたり、分割した画面が移動したりとちょっと嫌な予感がしたが、娘と父親が出会うシーンで一つとなるところで計算されたものだったと気づく。その後の現在と過去が交錯するあたりも巧い。
中村優子さん、奥田瑛二さんというプロの俳優を使っている分、安心して観ていられる。


■「熊の神」
核戦争の影響による異常気象で、世界は新しい氷河期を迎える。みゆきは軍事国家となった日本で配給の仕事をしながら、寝たきりの母親の世話を見ていた。

打って変わってSFもの。
低予算映画にしてはCGを使った氷河期の名古屋の風景はちゃんとしている(監督はフランス在住で、フランス人スタッフが手がけたんだとか)。藤田陽子さんも綺麗に撮れている。撮影は昨年の10月頃だったようなので、既に野田秀樹さんとの第一子を妊娠していたわけね。
ただ、ストーリーとしては名古屋を舞台にしたショートストーリーという趣旨から外れているような気がしないでもないが…。「熊の神」というのもアイヌの言い伝えだしねぇ。


★★
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