2005.07.06 記
夏の横浜ゆったりワンナイトクルーズ
「夏の横浜ワンナイトクルーズ」と銘打って、日本で一番大きい豪華客船が、7月2日(土)横浜港14:00出港、7月3日(日)横浜港入港のワンナイトクルーズを企画している情報が入り、外国まで行く豪華客船とはどんなものかと試しに7月2日〜3日(土・日)にかけて乗船してみる事にした。
船の名前は「ぱしふいっく びいなす」PACIFIC VENUS
日本クルーズ客船梶@建造:石川島播磨重工業
就航: 1998年4月
総トン数:約26,518トン
全長: 約183.4m
幅: 25.0m
喫水: 6.5m
主機: 9,270馬力×2基
航海能力:20.8ノット
定員: 696名
当日は雨の降りそうな曇天でしたが、予定通り11時00分頃自宅を出て横浜で軽く昼食を済ませ、横浜港大桟橋に向かった。

乗船受付が13:00〜13:30なので、乗船前に横浜港大桟橋の上にある通路を散歩してみた。
正面に見えるのが「ぱしふいっく びいなす」です。
この右側は大桟橋の施設の屋根を利用した横浜港周辺の見晴台のようなスペースになっており誰でも行ける若者の憩いの場所になっている。

その見晴台のようなスペースからこれから乗船する「ぱしふいっく びいなす」の全景です。

大桟橋から見るとランドマークタワー周辺・赤レンガの建物が見える。

乗船して間もなく13:50〜14:10 8階ボートデッキでセイルアウェイセレモニーが始まった。 ここではシャンペインを飲ませてくれます。

暫くするとお客様にテープが配られ、出港時の恒例のテープ投げが始まる。
青葉の百姓も貰って投げたが大桟橋上側まで結構距離があり、もう少しのところで届かず下の広場に落ちてしまった。
このテープ投げもコツを覚えれば届くような気がしました。

テープが離れると歌手が現れ、暫くのあいだ乗務員とお客様と一緒になって軽快な音楽にあわせて踊っていた。
結構皆さんなれているお客様が多かった。

客船が離陸したところで横浜大桟橋を撮った。

14:45〜15:15、避難訓練が始まる。
我がボートは1号艇と言うことで決められ浮き袋の着方を訓練した。
意外と簡単でした。
このボートは4艇あり、1艇150人乗りとなっている。
「ぱしふいっく びいなす」の全景写真を見ると片方に2艇ずつ設置している。この客船に付いているボートを見るととても150人なんか乗れないと思いましたが近くへ行くと大きく結構ゆったりしている。

この避難訓練が終わり間もなく乗務員より客船内外施設の案内が始まった。
11階はオブザベーションラウンジ、プール、スポーツサウナ、マッサージルーム、展望浴室、その上の12階(最上階)にはトップラウンジがあり、非常に見晴らしの良いところです。

フルコースディナーは2回目の19:30〜21:00の方になり、夕食には時間があったので甲板へ出てみると夕日に映えた富士山が綺麗に見えたので撮りました。
フルコースディナーでは船の中ではまあまあの食事が出たが、なんとなく物足りないので焼酎「神の河」を1本ボトルでとって飲んだ。
テーブルにいたお客様で40歳くらいだと思うが一人で来た方がいて、一緒に食事をしながら話が弾んだ。
彼は独り者のようだがクルーズマニアのような感じで自分で勝手に話しながら一人で楽しんでいた。
21:15〜22:00に8階メインホールで「京劇」見て暫くして船内客室へ入る。
第一日目は焼酎が効いたのと前日・前々日の仲間と北海道ゴルフの翌日と言うことで疲れが溜まってパタンキューで早く寝てしまった。
話によると素晴らしい熱海の夜景が見れるようだがその夜景が見れなかったことが残念でした。

第二日目の朝、良く寝たせいか気分は爽快、早く目が覚め甲板へ出てみると、伊豆七島の島々が見えた。

青葉の百姓、この辺は海つりに良く出かけるところで客船に乗っているより海のほうが気になってしまう。
今イサキ釣りが最高に良い季節で、この時期に釣れるイサキは縞模様が消えた35cm級の黒いイサキで抱卵して油がのっていて最高のイサキです。

新島が見えたところで新島と神津島の間をUターンして戻る。

9:00〜9:45 前日出演した京劇の座長である「張紹成」が自ら教える太極拳講座が始まった。

「夏の横浜ワンナイトクルーズ」の二日間のコースを見てみると、第一日目は東京湾を出て相模湾の岸沿いを通るルートで左回りに2回ほどゆっくりまわり熱海港沖で夜景を見て、第二日目の航海では伊豆七島へ向かい新島と神津島の間をUターンしながら大島の東側を通って横浜港へ戻るコースでした。

第二日目の昼食を済ませて間もなく甲板を出てみると東京湾のベイブリッジが見えてきた。
遥か向こうにランドマークタワーも見える。
「夏の横浜ワンナイトクルーズ」2日間の旅もあっという間に終わってしまった。
今回試しに乗った日本の豪華客船「ぱしふいっく びいなす」試乗の感想を
述べると確かに色々な豪華な施設もあり、イベントがあり、夜→朝→昼の食事があり、その間に何回かのティータイム(無料)がありで、間違えなく動く豪華なホテルといった感じがする。
とにかく時間を過ごすのに良いように全てにあたってゆったりしている。
叉この豪華客船に乗っているお客様達は、食事中やバーで叉はティータイムでの会話を楽しんで来ている。
話しながら聞いてみるとなんとお客様達のクルーズマニアが多いことに気付き感心する。
青葉の百姓にはクルーズはせいぜい2泊3日くらいが限度のような気がする。
この二日間、時々甲板へ出て海を見ては船外の大地には逃げられない檻の中だなあ・・・とついつい想像してしまう。
ましてクルーズで1ヶ月以上もかかり船旅する世界旅行なんて百姓には気が狂ってしまいそうだ!
やっぱり青葉の百姓はオゾンのいっぱい含んだ新緑の大地で百姓をしていたり、山へ登ったり、海釣りを楽しんだり、歴史散策したり、どこかで絵を描いたり、自由気ままに動き回るアウトドアのほうが全てに自分に合っていると分かりました。
我が愉快な仲間の皆さんも是非一度は乗っても良いと思います。
その後はクルーズマニアになる人とならない人との二つに分かれるのではないかと思います。 その参考にして頂ければ幸いです。
青葉の百姓 2005.07.06

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