自分で言うのもなんですが、私の場合、興が乗るとそれはもうすごいもので、午前中に文芸書3冊買ってきて、昼過ぎから読み始めて10時間で読破なんて、あまり珍しいものでもなかったりします(本当か?)。
…結局昨日読み終わったのがが25時になって、地震のおまけがあって寝るのが26時過ぎでしたとさ(爆)。
10日土曜日が変則で出勤になったおかげで、昨日7日はお休みといたしました。本来なら5連休だったのですが、6日に出勤が入ったため、飛び石度が更に増す結果となりまして。色々消化不良気味なのですが、正規勤務が木曜日からになったのは、よかったかもしれません(窓口のない祝日や、変則業務の土曜日は疲れ度が全然違いますから)。
さて、ゴールデンウィーク明けの平日にのうのうとお休みを頂いた私ですが、久しぶりに(1年ぐらいご無沙汰だったかも)ポップンミュージックをやりましたよ。コンシューマの頃から大変お気に入りの
「Angel Fish」がアーケード筐体で出来るって聞けば、それはもうやりたくなるものです。幸運にも条件が相当ブランクの空いた私にも優しかったので、満喫してまいりました。やはりいい。
その後は、MJの1クレサービスをもらいつつ、昼頃に本屋へ。
火がつき始めるともう止まらないもので、有川浩の
「図書館危機」「図書館革命」「別冊図書館戦争I」と途中で昼食を買って、食べ終わると早々に読み始めました。本当のところは読む順番が逆なんだろうけど、興が乗って舞い上がっていたからこその非礼と見逃してくれると幸いです>しまりん殿
で、夕方に予約していた病院に行った以外にはひたすら読みました。で、3冊読み終わったときは25時になりましたとさ(爆)。
なにしろ、図書隊と良化委員会の駆け引きは読んでいて実に面白い。
「図書館戦争」の時にハードカバーエンターテイメントと表現しましたが、様々なメッセージを残しつつ、最後まできちんとそれを貫けたのはすばらしいことであります。
そしてもうひとつの要素である色恋沙汰も非常によかった。その部分が最後にどうなるかなんてすぐに想像がついて、それはもう十分というか、どうしようもなく予想通りで予定調和なんだけど、そこまで清々しくやるのがかえって小気味がいいんです。元々甘いのはむしろ好きなぐらいですし、ベタ甘上等、虫歯胸焼けかかって来い。読んでいるだけで血糖値が上がりそうな勢いぐらいがいいんです。でも、ドラマじゃなくてよかったよ。赤の他人の生身の人間にやられたら、さすがに通り越して吐きそうな気がする。そういう意味では、
「絶対彼氏」は自分にとってだけ不幸でありました。南無ー。
ということで、漫画に起こせば基本的に
「少女漫画的路線」で今回は正解です。主人公が女性ということもありますが、展開からしてその通り。「戦争」という単語に気を取られると、思いっきり肩透かしを食らう可能性があります。
「別冊〜」は、まあ本当にスピンアウトなんだけど、
「大人の事情」としれっと言ってのける有川先生グッジョブ!空気を読むのにホント長けていると思います。
文芸モノとして高く評価します。展開を作るのが上手だと思うので、そういうものを読みたい方はオススメです。最高評価に出来ないのは、このベタ甘っぷりに抵抗やアレルギーがある人には絶対オススメできないことがあるからぐらいで。
別冊は少なくともあと2冊は堅い。3冊に伸びるかどうかは完全に購買次第ですよ。


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