「晴れ男」単に天気が良いだけでなく、結構運もいいほうだ。
今回もライチョウを2度見る事ができた。しかも1度は飛んでいるところだ。
グロイ鳴き声をするので近くにいると直ぐ気がつく。「グロロロロ、グロロロロ」
とても鳥とは思えない。
しかし近くに居ても見つけるのは難しい。
保護色だ。季節に併せて羽の色が変わる。夏は茶色く岩やハイマツに隠れる。冬は白く雪のようだ。
この時期はちょうど冬毛から夏毛に変わるところ。雪に覆われたハイマツに身を潜めている。
もともと飛ぶのが苦手(ニワトリほどではない)でクマ、キツネに襲われタカが上空から狙っている。普段は岩の蔭や木に隠れている。天気の悪い、そう雷が落ちそうな時に姿を現す。だからライチョウ(雷鳥)と呼ばれるのだろう。
映画「剱岳」。測量部が吹雪で道を見失ったとき、ライチョウの鳴き声で位置を確認したシーンがある。
悪天候を好んで行動し、縄張り意識がつよいライチョウの習性をよく読んだ案内人長次郎の見せ場だ。


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