オリンパス・ペン
高級コンパクトデジカメといえば
リコーのGRシリーズ、かオリンパス・ペン
古いカメラファンならオリンパス・ペンと聞けば
懐かしさがこみ上げてくるだろう。
最初の発売は昭和34年、コンパクトカメラの草分け。
その後モデルチェンジを繰り返し昭和41年のオリンパス・ペンFT
で役目を終えている。
わずか7年の歴史。
しかし名機として謳われている。
それは初のハーフサイズフィルム、24枚撮りのフィルムで48枚撮影できる。
しかも小型なのにすぐれた描写力
操作性、レンズ交換性
今でも中古カメラ店では人気の品と聞いている。
ライバル機はやはりリコー・オートハーフ
精算終了から43年の時を経て今年デジタルカメラで復活した。
コンパクトカメラなのにレンズ交換が出来、往年の名機を彷彿させる。
40年越しの戦いが勃発か!
大学生の頃(光工学を学びました)授業にオリンパスの米谷美久さんが
講義に来たのを憶えている。初期のオリンパス・ペンの設計者だ。
小さなボディーに細かな装置を組み込む苦労話をされてのが印象深い。
「あの大きな手で小さなカメラを作るのは無理だろう・・・・?」
なんて思った。
私の教授はニコンFの設計をした人、(健在かな?)
体は小さいが、大きな頑丈なカメラを作った。
当時は
「自分に正反対な、物を造りたがる」
とゼミで爆笑した。
昨日の新聞に米谷さんの訃報を見つけた。
現代の名工が一人減った。
古いオリンパス・ペンを探してみようか。


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