取材のこぼれ話

何を隠そう、動物園、水族館マニアです。
１番好きなのは多摩動物園と海遊館

さて今日は我ら徳島動物園でクロスカントリーレースが開かれた。
動物園内を走ろう、というレースだ。
結構画期的な企画でもちろん今回が初めてだ、全国的にも珍しいと思います。

企画したのは１個人。ドレミファ曽谷さんというプロモーター。
この方の経歴もおもしろい。元高校教師（体育科、陸上部）
競技会のスタジアム、アナウンスをかわれて退職。以後フリーランスの身。アナウンサーをはじめラジオのパーソナリティー、番組の企画、イベントの企画などなど、海上保安庁の巡視船をチャーターして防災イベントも彼が仕掛け人。

レースは動物園内を走ると動物がびっくりするので（ライオンに追いかけられたら大変だ）園の周回コースがメイン。アップダウンは激しい。
小学生から60歳くらいまで、自分のペースで走れるのが特徴。
もちろん親子やカップルも参加可能です。

レースの後は園内でゆっくり動物を見ながらお弁当を広げる。
私も記録写真でお手伝いさせて頂きました。
のんびり〜良い休日を過ごせた。

もう20年になるのか、あのCM。
ちょうど、大学を卒業してアシスタントになった頃だと思う。
あんな絵が撮りたいと、ずっと憧れていたCMだ。

憶えている方もいらっしゃるでしょう。ソニーウォークマンのCM。
湖で静かにウォークマンを聴く猿のＣＭ。
とてもシンプルで、なんとも哀愁の漂う絵だった。
私にとっては感動した作品だった。

この主役チョロ松が14日亡くなった。
29歳、人間でいうと100歳くらいに当たるらしい。
亡くなる瞬間も静かに眠るように逝ったという。

この頃の撮影を想像すると、もちろんアナログ。
きっとどこかの湖畔で、辛抱強く撮影したのだろう。
チョロ松も撮影スタッフも大変だったと思う。
画面から想像するより時間と労力の要する作品だと思う。

近年、このような撮影はスタジオ、デジタル処理で簡単に作ってしまうが、
初心忘れべからず、一発撮り（合成や特殊効果なし）を見直そう。

新年あけましておめでとうございます。

今年は珍しく自宅で正月を迎えました。
未だ片づかないスタジオのセットアップと２月に行われる写真展（グループ展）
出品作品の制作のためスタジオに缶詰状態です。

今年もいい仕事が出来るよう心身とも健康で、妥協することなくがんばります。
どうぞよろしくお願いいたします

最初の写真は年に数度しかライトアップされない大鳴門橋（瀬戸内海国立公園）です。スタジオ前の海岸から撮りました。